壬生城跡

壬生城跡は、堀と土塁の名残が公園として整い、季節の色を乗せやすい“撮り歩き城址”。春は桜が堀端を縁取り、無風の朝は水面が鏡になってリフレクションが決まる。広角で堀のカーブをリードラインにし、望遠で石や木立の反復を圧縮すると画面が締まる。雨上がりは濡れた地面が光を拾い、夕方は斜光で凹凸が立つ。水鳥や散歩者を点景に入れると日常と歴史が重なり、夜は街灯の映り込みで静かな都市景に。PLで反射を調整しつつ、主役の線（堀・道・土塁）を一本決めると迷わない。秋は紅葉が水面に落ち、冬は枝線だけになって形が読みやすい。