円山古墳

野洲市の桜生史跡公園にある円墳で、横穴式石室と石棺を間近に見られるのが強み。石室内は光が落ちるので、入口から奥へ低い位置で撮ると天井石の迫力と奥行きが出ます。石の継ぎ目に走る影は朝夕がきれいで、曇天なら階調が滑らか。春は公園の若葉、秋は落ち葉が前景素材になり、石と自然の対比が映える。広角で石室全体、標準で石棺や敷石の質感、望遠で苔や模様を切り取る“三段構え”がおすすめ。外に出たら墳丘の丸みを逆光で縁取り、芝生の小径を入れて“古墳公園”の爽快感も押さえたい。人を小さく入れるとスケール感が一気に伝わります。