雪野山古墳歴史公園

雪野山古墳歴史公園は、円墳の曲線と桜並木、芝生の起伏が重なる歴史景観。満開期は斜面の花帯を望遠で圧縮すると抽象的な色面になり、散り際は花びらの路面をローアングルで。古墳の稜線は広角で空を大きく入れると導線が生きます。薄曇りは発色が整い最良。解説板や石碑を小さく点景に入れると、季節と歴史が同居する一枚に仕上がります。円墳の周囲では動線を妨げずマナーを守るのが基本。ベンチや園路のカーブを前景に置けばスケールが整い、朝の薄霧が入る日は稜線が柔らかく溶けて詩情が増します。露出は−0.3付近で落ち着かせ、緑と土のトーンを丁寧に。