二又の瀬

二又の瀬は、清流が岩を挟んで二手に分かれ再び合流する瀬で、水の流れが作る白い模様と周囲の緑が美しく絡み合うポイントです。水量が多い時期は激しい白波が立ち、渇水期には河床の模様や石の質感がよく見えます。広角で二つの流れと合流点、周囲の森を入れれば構図に動きが生まれ、NDとPLで流れと反射を整えると、筋状の白とエメラルドグリーンの対比が際立ちます。安全な位置から俯瞰気味に撮ると、瀬全体の形がわかるダイナミックな一枚になります。流速が速い部分と緩やかな淵を対比させると、水の動きが伝わる一枚になり、シャッタースピードを変えながら流れの表情を写し分けると作品の幅が広がります。