鬼の岩屋古墳

鬼の岩屋古墳は、巨石を組んだ石室と周囲の岩肌が迫力の被写体。曇天や雨上がりは石の階調が落ち着き、苔の緑も深く出ます。広角で入口の形と周辺の木立を入れて“地に口を開けた洞”を見せ、50〜85mmで石の継ぎ目や鑿跡を切り取ると質感勝負の一枚に。洞内は暗いのでISOを上げて1/125以上を確保、三脚が使えるなら長秒で暗部をつぶさず描写。冬は光が柔らかく線が読みやすく、夏は木陰の涼感が出ます。出口側を逆光にしてシルエットを作ると神秘的で、人物を小さく入れるとスケール感も一発です。濡れた岩は滑りやすいので足元優先、PLで反射を抑えると石肌が締まります。