六所神社のカゴノキ

六所神社のカゴノキは、鹿の斑点のように剥がれ落ちる樹皮が強烈にフォトジェニックな常緑樹。まずは中望遠で幹肌のパターンを丁寧に切り取り、次に広角で鳥居や拝殿を入れて“御神木の存在感”を伝えるのが王道です。夕方の斜光は凹凸と色ムラが立体的に出て、雨上がりは艶が増してコントラストが締まります。葉も光沢が強いので逆光の縁取りが似合い、背景を暗く落とすと幹の模様が浮きます。根元の石組みや注連縄を入れると場所性が強まり、寄り・引き・ディテールの三段構えで撮ると完成度が上がります。木陰が多いので手ブレ対策は必須。