濃霞山公園

濃霞山公園(大分)は、佐伯港に近い標高約60mの濃霞山山頂を中心に整備された公園で、かつては軍港を守る要塞として使われた戦争遺構が点在します。山頂の展望台からは佐伯港と造船所、市街地を一望でき、低山ながら海と街を見下ろすダイナミックな眺望が魅力。登山道沿いには防空指揮所や受信所跡などが残り、苔むしたコンクリート構造物とツバキの林を組み合わせると独特の雰囲気に。黄昏時には港の灯りがともり、船影と町の光を長秒露光で捉えたいスポットです。東西それぞれの登り口から10分ほどで山頂に届く手軽さも魅力で、登山と展望撮影、戦跡めぐりをまとめて楽しめます。