小津留湧水

小津留湧水は竹田市直入町の「水の駅おづる」に湧き出す名水で、毎分4〜5トンもの水が絶え間なく流れ出し、地元の人がポリタンクを並べる光景が印象的です。巨大な水槽や吐水口からあふれる透明な水面には周囲の空と山が映り込み、PLで反射を調整すると清澄な青が浮かび上がります。朝夕の柔らかい光を選べば湯気のような水煙が立ち、逆光で滴る水をシルエット気味に捉えると躍動感あるカットに。直売所や海原六神社の鳥居を前景に入れれば、湧水と暮らしや信仰が近い土地柄も表現できます。長時間露光で水の流れを滑らかに描きつつ、ボトルに写る反射も意識すると作品に奥行きが出ます。