羅漢寺耶馬渓

大分県中津市の羅漢寺耶馬渓は、断崖絶壁に張り付くように建つ羅漢寺と、その周囲を取り巻く奇岩群や深い谷が一体となったダイナミックな景観が魅力のエリアです。新緑や紅葉の時期には、岩肌と色づいた木々が複雑なレイヤーをつくり、望遠レンズで切り取るとグラフィカルな画面に仕上がります。谷底から見上げるアングルと、高台から見下ろすアングルを撮り分けることで、立体感のある作品づくりが可能です。霧が流れ込む朝には、岩と寺院が淡く浮かび上がり、幻想的な雰囲気を演出してくれます。遊歩道や展望所を巡りながら、光の向きと雲の動きを意識して構図を探したい場所です。