鷹取山

福岡県宗像市の鷹取山は標高八〇五メートル、脊振山地北端に位置し、福岡県側と佐賀県側から登れる展望の山です。山頂には航空レーダー施設があり、広い山頂広場からは玄界灘や宗像四塚、可也山、背振山系の稜線まで一望できます。春は山桜と新緑、夏は入道雲、秋は紅葉越しの玄界灘、冬は雪をまとった電波塔と青空が主役になり、季節と時間帯でまったく違う表情に。稜線上の防火帯を絡めて広角で抜くとスケール感が出て、望遠で海岸線や島影を圧縮すればダイナミックな海山写真が撮れるフィールドです。