富岳風穴

富士の溶岩が作った洞窟で、黒い岩壁と冷気が“火山の内臓”感を演出。夏でも氷が残ることがあり、白い氷と黒い溶岩の対比が強烈な被写体になります。入口の明暗差が大きいので露出は慎重に、三脚で低感度が安心。広角で溶岩樹型の空間を押さえ、望遠で氷の割れ目や岩の気泡を切り取れば迫力。外の森の緑を前景に少し入れると温度差が伝わり、足元の溶岩の凹凸をローアングルで拾うと“洞窟の深さ”が増します。吐く息が白い日は“冷たさ”の演出に。暗所でSSが落ちるので、手持ちは壁に体を寄せて撮ると成功率アップ。入口の森を入れて“外は夏・中は冬”のギャップを見せたい。