潮吹き岩

波が岩の割れ目に入り、圧で海水が噴き上がる潮吹き岩は、タイミング勝負の爽快被写体。うねりが大きい日ほど迫力が出るが、立ち位置は必ず高所・風上にして安全最優先。1/2000で飛沫を止めれば迫力、ND＋1/10〜1/2秒で白いベールにすれば幻想的。広角で海と空のスケール、望遠で噴き口と水柱を切り取る二段構えが効く。夕方は逆光で飛沫が金色に光り、曇天は白飛びしにくい。塩でレンズが汚れるので拭き取り必携、連写で“当たり”の瞬間を逃さない。足元は濡れやすいので防水靴が必須、レンズ交換は砂と塩を避けて控えめに。噴き上がりの周期を観察してから撮ると成功率が上がる。