若桜鉄道

全長19.2kmのローカル線は桜と田園と山間集落を縫い、昭和レトロの木造駅舎とSL設備が数多く現存する。春は線路両脇のソメイヨシノがトンネル状に咲き、夏は青田と赤い気動車のコントラスト、秋は柿と稲刈り後の黄金色、冬は深雪に朱色車体が映える。終着・若桜駅では転車台や扇形庫を俯瞰でき、絞り込んで放射状のレールを表現すると迫力が増す。沿線は道路と並走区間が多く移動撮影が容易で、鉄道写真入門にも最適。お得な一日フリー乗車券を活用すれば、列車移動と徒歩でローカル情緒豊かなカットを量産できる。沿線に点在する鉄橋や棚田俯瞰も季節ごとに表情を変え、通年楽しめる。