八幡神社(津市八幡町)

津市八幡町の八幡神社、通称・津八幡宮は、津城下の総氏神として津まつりの起点にもなる歴史ある社。応神天皇・神功皇后に加え、津を開いた藤堂高虎の御霊も祀られ、石段を登ると城下町らしい落ち着いた拝殿が現れます。秋の津まつりでは山車や唐人踊りが境内に集まり、広角で境内全体の熱気を、望遠で担ぎ手や子どもたちの表情を追うと物語性のある写真に。普段は人も少なく、朝の柔らかな光の中で石灯籠と社殿を静かに合わせると、伊勢平野特有の大きな空が背景に広がります。春は桜と新緑、夏は入道雲、冬は澄んだ青空を絡めるだけで画になります。津城跡や結城神社と組み合わせた“津まち歩き”の一カットにも最適です。