第8番札所 普明山 真光院 熊谷寺

四国遍路8番札所。仁王門へ続く石段、山門の陰影、境内に並ぶ灯籠と提灯が“巡礼のリズム”を作ります。広角は参道の収束で奥行きを強調し、標準〜中望遠は彫刻の細部や木目、納経所の札・鈴緒の撚りを丁寧に。春の新緑は柔らかく、梅雨の雨上がりは石畳が艶を帯びて渋い。秋は色づきでコントラストが深まり、朝の斜光は刻字が立体的。鐘楼や屋根のシルエットを空に抜くと締まり、白衣の遍路を小さく点景に入れればスケールも伝わります。モノクロも相性◎。木漏れ日が強い日は白飛びしやすいので少しアンダーで。雨天は傘や滴を前景に置くと、湿度ごと写真に乗ります。