皇大神宮別宮瀧原宮

内宮の別宮で「大神の遙宮」とも呼ばれる瀧原宮。樹齢数百年級の杉木立に囲まれた参道が長く、広角で一直線に抜くと“森の回廊”が完成します。谷水を利用した御手洗場では、水面の反射と石段の苔が絵になり、NDで水を絹にすると神域感が増す。境内は瀧原宮と瀧原竝宮が並立し、同じ構図でも参拝者の動きで表情が変わる。鳥居をくぐると足音まで吸い込まれるようで、手前に玉砂利を入れると静寂が強調できる。春は新緑、夏は深い緑陰、秋は落葉で光が入り、雨上がりは土が黒く締まる。朝霧の出る日は空気が層になり、静けさが写りやすい。