奈良氷室神社

氷室神社は氷室の守護神を祀り、境内の枝垂れ桜と朱色の拝殿、背後の三笠山の深緑が織りなす色彩美が映えるフォトスポット。春の桜シーズンには桜花越しの鳥居や鹿との共演が可憐で、夏は献氷祭で奉納される巨大氷柱がクリスタルのように輝く。秋はイチョウと紅葉、冬は朝霧が社殿を包み、氷みくじや氷献灯に灯るロウソクの炎が青白い氷を照らして幻想的。開門時間が早く朝の透き通った光を狙えるので、F2前後の大口径レンズで玉ボケを活かした撮影がおすすめ。社殿の漆黒の梁と朱の柱のコントラストをローアングルで切り取り、奥に三笠山を添えれば奥行きも演出できる。