向山古墳群

向山古墳群は、丸い墳丘が点在し、稜線の連なりでリズムを作れる古墳撮影向きスポット。24〜35mmで複数基を斜めに重ねてレイヤーを作り、70mm以上で背景を圧縮すれば曲面だけが浮きます。夕方の斜光は影が長く伸びて立体感が倍増し、曇天はトーンが揃って渋い。春は野花、秋はススキと枯れ色で輪郭が明瞭、雨上がりは土色が締まって質感が出る。寄りで石材や苔、露を拾ってから引きに戻すと連作が締まり、人物を小さく点景に入れるとスケールも伝わります。風のある日は草穂を少しだけ流すと“時間の動き”が足せて、モノクロでも線と影が強い。