天保古平家一本桜

天保古平家一本桜は、みやま市の天保古山山頂に立つ樹齢約250年のヤマザクラで、幹周り2.5〜2.8mとされる「平家五大山桜」のひとつです。源平合戦ゆかりの要川を見下ろす位置にあり、山里と谷を一望する背景とともに撮ると、歴史の物語性がぐっと増します。山頂までの登山道を登り切った先に突然姿を現すため、広角で桜と空、足元の急斜面を入れると達成感のある構図に。見頃の3月下旬〜4月上旬にはライトアップも行われ、闇に浮かぶ一本桜のシルエットも狙え、秘境感あふれるロケーションです。足元は急斜面なので装備には注意が必要ですが、その分だけ人影が少なく、一対一で桜と向き合える贅沢な撮影時間を味わえます。