
ニコンのおすすめカメラ9選 初心者向けに用途別で比較








ニコン(Nikon)のカメラは、Zシリーズ(ミラーレス)だけでもDX(APS-C)とFX(フルサイズ)があり、中古で選びやすいDシリーズ(一眼レフ)や、Dfのようなクラシックな操作感を楽しめる一眼レフまで候補が広がります。最初の一台を選ぶときは「何を撮りたいか」「新品か中古か」「どれくらい持ち歩くか」を先に整理しておくと、自分に合うモデルを探しやすくなります。この記事では、初心者が迷いやすいポイントを整理しながら、写真中心・動画中心・フルサイズ入門・中古一眼レフ・クラシックな操作感を楽しめる静止画撮影といった用途別に、ニコンのおすすめカメラ9台を紹介します。
この記事のサマリー

DX(APS-C)とFX(フルサイズ)は、画質だけでなくレンズの大きさ、予算、持ち歩く頻度まで含めて選びましょう

最初の一台は写真中心ならZ50II、動画・Vlog中心ならZ 30、フルサイズ入門ならZ 5とZ5IIの比較が目安になります

静止画と動画を1台で撮りたい人はZ6III、高解像と高速連写を重視する人はZ 8が候補です

中古一眼レフは、安く始めるならD3500、スポーツや運動会まで撮るならD7500、クラシックな操作感を楽しむならDfが選択肢になります

購入後は「オートISO」「AFモード」「手ブレ対策」を先に確認すると、ピンぼけやブレに対処しやすくなります
ニコンカメラの選び方:DX/FXとZ/一眼レフで迷わない3つの軸

ニコンのカメラ選びでは、画素数や連写性能を見る前に、まず撮影スタイルを整理しておきましょう。旅行や家族写真が中心なのか、動画や動体撮影まで撮りたいのかで合うモデルは変わります。
最初に見ておきたいのは、フォーマットのDX/FX、ボディのZシリーズ/中古一眼レフ、レンズ込みの予算と重さの3つです。
選ぶ軸 | 確認ポイント | 選び方の目安 |
|---|---|---|
フォーマット(DX/FX) | センサーサイズ、レンズの大きさ、背景ボケ、暗所撮影 | 軽さや価格を重視するならDX、暗所やボケ表現を重視するならFX |
ボディの世代 | ミラーレスか一眼レフか、AF、ファインダー、動画性能 | 新品で買うならZシリーズ、中古価格や光学ファインダーを重視するなら一眼レフ |
レンズ込みの総額とサイズ | 標準ズーム、単焦点、望遠ズームを含めた予算と重さ | ボディ単体ではなく、最初に使うレンズまで含めて考える |
選び方1. DX(APS-C)とFX(フルサイズ)は「撮りたい被写体」と「レンズの大きさ」で決める
DXは、FXよりセンサーが小さいぶん、ボディやレンズを小型化しやすいフォーマットです。価格も抑えやすく、家族写真、旅行、日常スナップを中心に撮る人に向いています。20MP〜24MP級のDX機でも、A3プリントやSNS投稿では画質に不足を感じにくいでしょう。
FXはセンサー面積が大きく、暗い場所でノイズを抑えやすいことや、背景をぼかした写真を撮りやすいことが魅力です。ポートレート、夜景、室内撮影をよく撮る人は、FXを検討しやすくなります。
なお、DXは同じ焦点距離のレンズを使っても写る範囲が狭くなり、フルサイズ換算で約1.5倍相当の画角になります。遠くの被写体を大きく写しやすい一方、焦点距離そのものが伸びるわけではありません。望遠圧縮や被写界深度(ピントが合って見える範囲)は、レンズ、撮影距離、絞りで決まります。
比較項目 | DX(APS-C) | FX(フルサイズ) |
|---|---|---|
センサーサイズ | APS-Cサイズ | 35mmフルサイズ |
ボディ・レンズ | 小型・軽量にしやすい | 大きめ・重めになりやすい |
価格 | ボディもレンズも抑えやすい | レンズまで含めると高額になりやすい |
向いている撮影 | 旅行、日常スナップ、家族写真、運動会 | ポートレート、夜景、室内、作品撮り |
注意点 | 背景ボケや高感度画質はFXより控えめ | 持ち歩く機材全体が重くなりやすい |
選び方2. 新品はZシリーズ、中古は一眼レフも候補にする
Zシリーズは、EVF(電子ビューファインダー)で明るさや色味を撮影前に確認できるミラーレスです。人物や動物を認識する被写体検出AFを使える機種も多く、写真だけでなく動画も撮りたい人に向いています。
これからレンズを増やしていくなら、Zマウントを中心に考えると新しい純正レンズを選びやすくなります。新品でボディやレンズをそろえたい人は、まずZシリーズから探すとよいでしょう。
一方で、予算を抑えたい人や光学ファインダーの見え方が好きな人には、中古一眼レフも候補になります。D3500やD7500のようなDシリーズに加えて、クラシックな操作感を楽しめるDfも選択肢です。Fマウントレンズは中古流通が多く、ボディとレンズを合わせても始めやすい価格帯で探せます。
比較項目 | Zシリーズ(ミラーレス) | 中古一眼レフ(Dシリーズ/Df) |
|---|---|---|
ファインダー | EVFで明るさや色味を撮影前に確認できる | 光学ファインダーで被写体を直接見られる |
AF | 被写体検出AFなど新しい機能を使える機種が多い | 光学ファインダー撮影では専用AFセンサーを使う |
動画 | 背面モニターを使った動画撮影を行いやすい | 動画AFは古い設計の機種が多く、Dfは動画非対応 |
レンズ | Zマウントの新しい純正レンズを選びやすい | Fマウントの中古レンズを探しやすい |
選び方 | 新品でボディやレンズをそろえたい人向け | 中古価格、光学ファインダー、クラシックな操作感を重視する人向け |
選び方3. ボディだけでなく「レンズ込みの重さ・総額」も確認
同じボディでも、標準ズームを付けるか明るい単焦点レンズを付けるかで、持ち歩きやすさも写真の雰囲気も変わります。軽いDXボディに大きな望遠ズームを付けると前側に重さが寄り、長時間の撮影では腕や肩に負担が出ることもあります。
最初はキットズームで旅行や家族写真を広く撮り、次に単焦点レンズで背景ボケや室内撮影を試す流れが分かりやすいです。ボディだけでなく、最初に使うレンズまで含めて考えましょう。
最初のレンズ | 向いている撮影 | ポイント |
|---|---|---|
標準ズーム | 旅行、家族写真、日常スナップ | 1本で広角から中望遠まで撮れるため、最初のレンズに選びやすい |
明るい単焦点 | ポートレート、室内、背景をぼかした写真 | ズームはできないが、背景ボケや暗い場所での撮影を試しやすい |
望遠ズーム | 運動会、動物、野鳥、飛行機 | レンズが大きくなりやすいため、重さと持ち運び方も確認したい |
高倍率ズーム | 旅行、荷物を減らしたい撮影 | 1本で広い範囲を撮れるが、サイズや明るさは製品ごとに差がある |
初心者向け:ニコンカメラの設定

買った直後につまずきやすいのは、ピンぼけ、手ブレ、暗い写真の3点です。まずは「オートISO」「AFモード」「手ブレ対策」を確認しましょう。
ISO感度は、暗い場所で明るさを補うための設定です。AFはオートフォーカスのことで、カメラが自動でピントを合わせる機能を指します。ブレは、シャッタースピードが遅いときや構えが不安定なときに出やすくなります。
項目 | 目的 | 確認ポイント |
|---|---|---|
オートISO | 暗い場所でシャッタースピードを保ちやすくする | 上限ISO感度と最低シャッター速度 |
AFモード | 被写体に合わせてピントを合わせる | 止まっている被写体はAF-S、動く被写体はAF-Cを目安にする |
被写体検出AF | 人物や動物などをカメラに認識させる | 機種ごとの検出対象と設定場所 |
手ブレ対策 | 構え方や手ブレ補正で写真のブレを抑える | VR付きレンズ、IBISの有無、ストラップの使い方 |
※設定は撮影環境や表現したい写真によって変わります。表の内容は固定値ではなく、最初に確認するための目安です。
設定1. オートISO+最低シャッター速度で室内撮影に備える
室内や夕方は光が少なく、シャッタースピードが遅くなりがちです。そのため人物や子どもを撮るときは、オートISOを有効にしたうえで、最低シャッター速度をやや速めに設定しておくとブレを抑えやすくなります。
子どもやペットなど動きのある被写体では、シャッタースピードをやや速めに設定します。夜景スナップでは、手持ち撮影か三脚撮影かに合わせてISO感度を調整し、明るさ、ブレ、ノイズのバランスを確認しましょう。
撮影シーン | 設定の考え方 | 確認ポイント |
|---|---|---|
室内の人物 | 暗さに合わせてISO感度を上げ、手ブレしにくい速度を保つ | オートISO、最低シャッター速度、顔へのピント |
子ども・ペット | 被写体の動きに合わせてシャッター速度を速めにする | 被写体ブレ、ISO感度、AFモード |
夜景スナップ | 手持ちか三脚かでISO感度とシャッター速度を変える | 手持ち時のブレ、三脚使用時の低ISO設定 |
風景・静物 | 被写体が動かないため、明るさと構図を落ち着いて調整する | 露出補正、ISO感度、手ブレの有無 |
設定2. 被写体に合わせてAFモードを選ぶ
AF-S(シングルAF)は、止まっている被写体にピントを合わせるときに使うAFモードです。料理、雑貨、風景、ポーズを取る人物など、動きが少ない場面に向いています。
AF-C(コンティニュアスAF)は、動く被写体を追いながらピントを合わせるモードです。子ども、ペット、スポーツ、乗り物などを撮るときは、AF-Cを選ぶと被写体の動きに対応しやすくなります。人物、動物、乗り物などをカメラが認識する被写体検出AFは、使える機種ならAFモードとあわせて設定しておきましょう。
なお、Dシリーズの一眼レフでは、Zシリーズのような新しい被写体検出AFを使えない機種もあります。静物やポーズを取る人物を撮るときは、中央付近のAFポイントでピントを合わせてから構図を整える方法も覚えておくと便利です。
撮るもの | AFモードの目安 | 補足 |
|---|---|---|
料理・雑貨・風景 | AF-S | 被写体が動かないため、ピント位置を決めてから構図を整えやすい |
ポーズを取る人物 | AF-S | 顔や目にピントを合わせ、構図を整えて撮る |
子ども・ペット | AF-C | 動きがあるため、被写体検出AFを使える機種では併用したい |
スポーツ・乗り物 | AF-C | AFエリアや連写設定もあわせて確認する |
一眼レフで静物・人物を撮る場合 | AF-S | 中央付近のAFポイントでピントを合わせ、構図を整える方法も使いやすい |
設定3. 構え方とストラップで手ブレを抑える
手ブレは、設定だけでなくカメラの構え方でも変わります。ファインダーがあるボディは、顔に当てて両手で支えるとカメラが安定します。望遠レンズを使うときは、左手をレンズの下に添え、右手はシャッターボタンを強く押し込まないようにしましょう。
ストラップは落下防止だけでなく、カメラを安定させるためにも使えます。首や肩に掛けたまま少し引くように構えると、手だけで持つより揺れを抑えやすくなります。長時間撮影する人は、幅広タイプや長さ調整しやすいタイプを選ぶと、首や肩への負担も軽くできるでしょう。
項目 | やること | 向いている場面 |
|---|---|---|
構え方 | 脇を締め、左手でレンズを下から支える | 望遠撮影、室内撮影 |
ファインダー | 顔に当ててカメラを支える | ファインダーを使って撮影するとき |
レンズの手ブレ補正 | VR付きレンズを選ぶ | 手ブレ補正がないボディや望遠レンズ使用時 |
ボディ内手ブレ補正 | IBIS搭載機では設定を確認する | 手持ち撮影や暗い場所での撮影 |
ストラップ | 首掛け・斜め掛けに合わせて長さや幅を選ぶ | 長時間の撮影、重いレンズ使用時 |
ニコンのおすすめカメラ比較 早見表

まずは、用途別におすすめモデルを一覧で確認しましょう。
製品名 | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|
写真中心で最初の一台を探している人 | ファインダー付きのDXミラーレス。家族写真、旅行、運動会まで幅広く使える | |
Vlogや自撮りを始めたい人 | EVFを省いた小型DXミラーレス。バリアングル液晶とマイク端子を備える | |
見た目や操作感も重視したい人 | クラシックな外観とダイヤル操作が特徴。街歩きやスナップに合わせやすい | |
価格を抑えてフルサイズを始めたい人 | フルサイズセンサーとボディ内手ブレ補正を搭載。新品購入ではZ5IIも比較したい | |
写真も動画も1台で撮りたい人 | 約2450万画素のフルサイズ機。イベント、旅行、作品制作まで対応できる | |
高解像・高速連写・本格動画を重視する人 | 約4571万画素の上位機。風景、野鳥、スポーツ、映像制作まで視野に入る | |
Nikon D3500(中古) | 中古で一眼レフを始めたい人 | 軽量で電池持ちが長い入門一眼レフ。操作もシンプル |
動く被写体を一眼レフで撮りたい人 | 約8コマ/秒連写と51点AFを備えるDX一眼レフ。運動会やスポーツ撮影にも使いやすい | |
Nikon Df(中古) | クラシックな操作感で静止画を楽しみたい人 | フィルム一眼レフのような外観と上面ダイヤルを備えたFX一眼レフ。動画非対応のため静止画中心で使いたい人向け |
Nikon Z50II:初めての一台に選びやすいDXミラーレス

Z50IIは、ニコンのDXミラーレスで写真中心の最初の一台に選びやすいモデルです。約2088万画素のDXセンサーを搭載し、人物や動物などの被写体検出AF、プリキャプチャー、ハイスピードフレームキャプチャー+にも対応しています。
連写性能は、撮影モードによって数値が変わります。通常の高速連続撮影は約5.6コマ/秒、高速連続撮影(拡張)は約11コマ/秒、サイレントモード時は約15コマ/秒です。ただし、約30コマ/秒のC30はハイスピードフレームキャプチャー+で使う機能で、通常の連写とは条件が異なります。
家族・運動会・ペット撮影で使いたい連写とプリキャプチャー
運動会やペット撮影では、シャッターを押すタイミングが少し遅れることがあります。Z50IIのプリキャプチャーは、シャッターボタンを全押しする前の画像も記録できるため、表情や動きのピークを残しやすい機能です。
なお、運動会や公園撮影では、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRのような望遠ズームと組み合わせると、離れた場所にいる子どもやペットを大きく写しやすくなります。普段の持ち歩きには16-50mmクラスの小型標準ズームを合わせると、旅行や街歩きでも荷物を抑えられます。
注意点はIBIS非搭載:暗所はレンズVRと設定で補う
Z50IIはIBIS(ボディ内手ブレ補正)を搭載していません。そのため手ブレ補正は、VR(ニコンのレンズ内手ブレ補正)付きレンズや、シャッタースピード、ISO感度の設定で補う必要があります。
夜の街や室内では、VR付きズームを選ぶ、オートISOを使う、動く被写体ではシャッタースピードを速めにするといった工夫が必要です。将来FX(フルサイズ)へ移行する可能性がある人は、DXレンズをFX機で使うと撮像範囲がクロップ(画面の一部を切り出して記録・表示すること)される点も知っておきましょう。
項目 | 内容 |
|---|---|
製品名 | Nikon Z50II |
価格 | 145,200円(税込) |
発売日 | 2024年12月13日 |
センサーサイズ | DX(APS-C) |
有効画素数 | 約2,088万画素 |
ISO感度 | ISO100〜51200(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/4000〜30秒、Bulb、Time(Mモードは900秒まで) |
本体重量 | 約550g(バッテリー・メモリーカード含む) |
みんなのカメラ 商品ページ |
※価格は、2026年5月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Nikon Z 30:動画・Vlog向けの小型DXミラーレス

Z 30は、Vlogや自撮りを想定した小型のDXミラーレスです。EVF(電子ビューファインダー)を省いたぶん、バリアングル液晶、マイク端子、軽量ボディを組み合わせた動画向けの設計になっています。
スマホよりも背景をぼかしたい人や、レンズ交換式カメラで動画を撮ってみたい人に合う一台です。写真も撮れますが、ファインダーを覗いて構えるより、背面モニターを見ながら撮る使い方が中心になります。
自撮り・日常動画に合う小型ボディ
Z 30は、バッテリーとメモリーカード込みで約405gの小型ボディです。公園、散歩、買い物のついでなど、日常の中で持ち出しやすい軽さがあります。
また、バリアングル液晶は自撮りだけでなく、低い位置から花を撮るときやテーブルフォトでも便利です。カメラを低い位置や自分側に向けても画面を確認しやすく、日常動画やSNS用の撮影にも使いやすいでしょう。
注意点はEVFなし・IBISなし:屋外と歩き撮りは工夫が必要
Z 30はEVFを搭載していないため、夏の直射日光下では背面モニターが見づらいことがあります。そのため、写真中心でファインダーを覗いて撮りたい人は、Z50IIも比較しましょう。
また、Z 30はIBIS(ボディ内手ブレ補正)を搭載していません。歩きながら動画を撮ると揺れが目立つ場合があります。VR(ニコンのレンズ内手ブレ補正)付きレンズを選ぶ、両手でしっかり構える、必要に応じてグリップやミニ三脚を使うなど、撮り方も含めて考えておきましょう。
項目 | 内容 |
|---|---|
製品名 | Nikon Z 30 |
価格 | 97,900円(税込) |
発売日 | 2022年8月5日 |
センサーサイズ | DX(APS-C) |
有効画素数 | 約2,088万画素 |
ISO感度 | ISO100〜51200 |
シャッタースピード | 1/4000〜30秒、Bulb、Time |
本体重量 | 約405g(バッテリー・メモリーカード含む)、約350g(本体のみ) |
みんなのカメラ 商品ページ |
※価格は、2026年5月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Nikon Z fc:クラシックな外観とダイヤル操作を楽しめるDXミラーレス

Z fcは、クラシックな外観とダイヤル操作が特徴のDXミラーレスです。シャッタースピードやISO感度を上面ダイヤルで確認できるため、設定を目で見ながら撮影できます。
見た目の好みや操作感を重視する人に向いたモデルで、街歩き、旅行、カフェでのテーブルフォト、日常スナップと相性が良いです。軽い単焦点レンズやコンパクトな標準ズームと組み合わせると、持ち歩きやすさも保てます。
ダイヤル操作で露出の基礎を学びやすい
初心者がA(絞り優先)やS(シャッター優先)を覚えるとき、設定値が外から見えるのは大きな助けになります。シャッタースピードを遅くするとブレやすく、ISO感度を上げるとノイズが増えやすいという関係も撮りながら理解しやすいです。
スナップでは、露出補正を回して明るめ・暗めを試すだけでも写真の印象が変わります。スマホ任せの撮影から一歩進んで、自分で明るさや動きの写り方を調整したい人に合うカメラです。
注意点はグリップと手ブレ:小型レンズとの組み合わせがおすすめ
Z fcはクラシックデザインのため、深いグリップで握り込むタイプではありません。軽い単焦点レンズやコンパクトな標準ズームとは合わせやすい一方、大きな望遠ズームを付けると前側の重さを感じやすくなります。
また、Z fcはIBIS(ボディ内手ブレ補正)を搭載していません。夜のスナップや室内撮影では、VR付きレンズで手ブレを補うか、明るい単焦点レンズでシャッタースピードを確保すると撮影しやすくなるでしょう。
項目 | 内容 |
|---|---|
製品名 | Nikon Z fc |
価格 | 129,800円(税込) |
発売日 | 2021年7月23日 |
センサーサイズ | DX(APS-C) |
有効画素数 | 約2,088万画素 |
ISO感度 | ISO100〜51200(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/4000〜30秒、Bulb、Time(Mモードは900秒まで) |
本体重量 | 約445g(バッテリー・メモリーカード含む)、約390g(本体のみ) |
みんなのカメラ 商品ページ |
※価格は、2026年5月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Nikon Z 5:価格重視でフルサイズを始めたい人向け

Z 5は、フルサイズをできるだけ予算を抑えて始めたい人の候補になるFXミラーレスです。有効約2432万画素のフルサイズセンサーと、ボディ内手ブレ補正を搭載しています。
なお、2026年時点では後継機のZ5IIが発売されています。新品で購入する場合は、価格差だけでなく、AF性能、連写性能、動画仕様も比べて選びましょう。
静止画中心でフルサイズを試したい人に合う
フルサイズは、広角レンズの画角をそのまま使いやすく、明るい単焦点レンズを組み合わせると背景をぼかした写真も撮りやすくなります。室内の家族写真、夜の街、ポートレートなど、静止画を中心に撮りたい人に合うモデルです。
Z 5はSDカードのダブルスロットを搭載しているため、2枚のカードに同時記録できます。旅行や記録撮影で、撮影データのバックアップを取りながら使える点もメリットです。
注意点はAF・連写・動画仕様:動体撮影では比較が必要
Z 5は、スポーツや野鳥など動きの速い被写体を主に撮る場合、AFや連写性能を事前に確認しておきたいモデルです。子どもの競技、動物、イベント撮影を多く撮る人は、Z50II、Z5II、Z6IIIも比較しましょう。
なお、動画を重視する人はフレームレート、クロップ、記録形式を確認してから選ぶ必要があります。Z 5は、価格を抑えながらフルサイズの静止画を楽しみたい人に合うカメラです。
項目 | 内容 |
|---|---|
製品名 | Nikon Z 5 |
価格 | 182,600円(税込) |
発売日 | 2020年8月28日 |
センサーサイズ | FX(フルサイズ) |
有効画素数 | 約2,432万画素 |
ISO感度 | ISO100〜51200(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/8000〜30秒、Bulb、Time |
本体重量 | 約675g(バッテリー・メモリーカード含む)、約590g(本体のみ) |
みんなのカメラ 商品ページ |
※価格は、2026年5月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Nikon Z6III:静止画と動画を1台でまとめたい人向け

Z6IIIは、写真と動画の両方を撮りたい人に向けたフルサイズミラーレスです。約2450万画素の部分積層型CMOSセンサーと画像処理エンジンEXPEED 7を搭載し、AF、連写、動画記録をバランスよく備えています。
連写は、高速連続撮影(拡張)で約14コマ/秒、電子シャッター時で約20コマ/秒です。ハイスピードフレームキャプチャー+ではC60/C120も選べますが、JPEG限定などの条件があります。
暗い会場や動く被写体を撮る場面に合う
ライブ、室内イベント、旅先のスナップ、家族の行事では、暗い場所と動く被写体が重なることがあります。Z6IIIは被写体検出AFを使えるうえ、約2450万画素なので撮影枚数が多い日でもデータ管理の負担を抑えやすいです。
イベントや旅行で写真も動画も撮る人、機材を増やさず幅広い撮影に対応したい人に合うカメラです。
6K RAWや4K/120pの動画記録にも対応
Z6IIIは、6K/60pの内部RAW記録や4K/120pに対応しています。YouTube、作品撮り、イベント記録などで、色調整を前提にした動画撮影にも使いやすい仕様です。
ただし、動画モードによってクロップ、記録形式、カード容量、発熱、バッテリー消費は変わります。そのため長時間撮影を行う場合は、対応するメモリーカードと予備バッテリーも用意しておきましょう。
項目 | 内容 |
|---|---|
製品名 | Nikon Z6III |
価格 | 396,000円(税込) |
発売日 | 2024年7月12日 |
センサーサイズ | FX(フルサイズ) |
有効画素数 | 約2,450万画素 |
ISO感度 | ISO100〜64000(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/8000〜30秒、Bulb、Time(電子シャッター時は1/16000秒まで) |
本体重量 | 約760g(バッテリー・メモリーカード含む)、約670g(本体のみ) |
みんなのカメラ 商品ページ |
※価格は、2026年5月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Nikon Z 8:高解像・高速連写・本格動画に対応する上位機

Z 8は、約4571万画素の積層型CMOSセンサーを搭載した上位モデルです。風景や商品撮影では高解像を生かしやすく、野鳥、スポーツ、ステージ撮影では高速連写を使った撮影にも対応します。
電子シャッター専用のボディで、高速連続撮影は約10〜20コマ/秒、ハイスピードフレームキャプチャー+ではC15/C30/C60/C120を選べます。プリキャプチャーは、ハイスピードフレームキャプチャー+撮影時に使う機能です。
風景・野鳥・ステージ撮影でトリミングしやすい
約4571万画素の高解像は、撮影後に構図を整えたい場面で役立ちます。風景では細部を残したまま一部を切り出しやすく、野鳥やステージ撮影では、被写体に近づけない場面でも余白を調整しやすいです。
高速連写を組み合わせると、飛び立つ鳥、スポーツの一瞬、ステージ上の表情変化も追いやすくなります。高画素の静止画と動体撮影を同じボディで扱いたい人に合うモデルです。
注意点はボディ以外の総コスト
Z 8は高性能なぶん、ボディ以外の周辺機材にも予算が必要です。高速連写や高ビットレート動画を使うなら、CFexpressカード、ストレージ、編集用PCの容量や処理性能も確認しておきましょう。
また、高解像の写真は手ブレやピントのズレも目立ちやすくなります。Z 8を選ぶなら、速めのシャッタースピードで撮ることや、安定した構え方、解像力の高いレンズ選びまで確認しておきましょう。
項目 | 内容 |
|---|---|
製品名 | Nikon Z 8 |
価格 | 575,300円(税込) |
発売日 | 2023年5月26日 |
センサーサイズ | FX(フルサイズ) |
有効画素数 | 約4,571万画素 |
ISO感度 | ISO64〜25600(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/32000〜30秒、Bulb、Time |
本体重量 | 約910g(バッテリー・メモリーカード含む)、約820g(本体のみ) |
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※価格は、2026年5月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Nikon D3500(中古):中古で一眼レフを始めたい人向け

D3500は、中古でニコンの一眼レフを始めたい人に選びやすい入門機です。有効2416万画素のDXセンサーを搭載し、1回の充電で約1550コマ撮影できる電池持ちの長さも特徴です。
最新の被写体検出AFやEVF(電子ビューファインダー)はありませんが、光学ファインダーを覗いて撮る一眼レフらしい操作感を味わえます。Fマウントの中古レンズを探しやすく、ボディとレンズを合わせても予算を抑えやすいモデルです。
ガイドモードで基本操作を覚えやすい
D3500は操作がシンプルで、初心者向けのガイドモードも備えています。撮影モードや設定を順番に確認しながら使えるため、初めて一眼カメラを触る人でも基本操作を覚えやすい構成です。
また、電池持ちが長いため、旅行や行事で撮影枚数が増える日にも使いやすいです。子どもやペットの動きを追う練習をしたい人にも、一眼レフのファインダー撮影を体験しやすい一台といえます。
注意点は動画性能と中古状態
D3500は4K動画に対応していません。動画も撮りたい人は、Z 30やZ50IIも比較しておきましょう。
中古購入では、外装の傷だけでなく、ファインダー内のチリ、カードスロット、シャッター回数、バッテリーの劣化も確認したいポイントです。価格だけで選ばず、保証付きの販売店や状態の良い個体を選ぶと、購入後の修理費を抑えやすくなります。
項目 | 内容 |
|---|---|
製品名 | Nikon D3500 |
価格 | 公式通販で新品販売価格は確認できません(中古価格は状態により変動) |
発売日 | 2018年9月28日 |
センサーサイズ | DX(APS-C) |
有効画素数 | 約2,416万画素 |
ISO感度 | ISO100〜25600 |
シャッタースピード | 1/4000〜30秒、Bulb、Time |
本体重量 | 約415g(バッテリー・SDカード含む)、約365g(本体のみ) |
みんなのカメラ 商品ページ |
※価格は、2026年5月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
※旧製品は公式通販サイトで新品販売価格を確認できないため、価格欄に販売状況を記載しています。
Nikon D7500:スポーツや運動会を撮りたい人向けのDX一眼レフ

D7500は、約2088万画素のDXセンサー、高速連続撮影約8コマ/秒、51点AF、4K UHD動画を備えた中上位クラスの一眼レフです。スポーツ、運動会、飛行機、野鳥など、動きのある被写体を一眼レフで撮りたい人に合います。
Zシリーズの最新AFとは操作感が異なりますが、光学ファインダーで被写体を追いながら撮れる点が特徴です。Fマウントの望遠レンズを持っている人や、中古レンズを組み合わせて望遠撮影を始めたい人にも選びやすいボディです。
約8コマ/秒と51点AFで動きを追いやすい
D7500は、入門一眼レフよりも連写やAFに余裕があります。サッカー、バスケットボール、犬の走り出しなど、一瞬の動きを連写で残したい場面に向いたモデルです。
運動会、スポーツ、野鳥撮影では、ボディだけでなく望遠レンズの状態や重さも確認しましょう。中古で望遠ズームを探す場合は、手ブレ補正の有無、外装の傷、ズームリングの動きも事前に見ておきたいポイントです。
注意点はシングルスロットとライブビューAF
D7500は記録メディアがシングルスロットです。バックアップ同時記録が必要な仕事用途では、ダブルスロット機も比較しましょう。
また、背面モニターで撮るライブビューAFや動画時のAFは、Zシリーズほどスムーズではありません。動画を多く撮るならZ 30やZ50II、静止画中心で一眼レフの操作感を重視するならD7500という分け方で考えると選びやすいです。
項目 | 内容 |
|---|---|
製品名 | Nikon D7500 |
価格 | 128,700円(税込) |
発売日 | 2017年6月9日 |
センサーサイズ | DX(APS-C) |
有効画素数 | 約2,088万画素 |
ISO感度 | ISO100〜51200(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/8000〜30秒、Bulb、Time |
本体重量 | 約720g(バッテリー・SDカード含む)、約640g(本体のみ) |
みんなのカメラ 商品ページ |
※価格は、2026年5月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
Nikon Df(中古):クラシックな操作感で静止画を楽しみたい人向け

Dfは、フィルム一眼レフのような外観とダイヤル操作を備えたFX(フルサイズ)一眼レフです。有効約1,625万画素のフルサイズセンサーを搭載し、シャッタースピード、ISO感度、露出補正などを上面ダイヤルで操作できます。
最新ミラーレスのような被写体検出AFや動画機能はありません。光学ファインダーを覗きながら、露出や構図を自分で整えて静止画を撮りたい人に合うカメラです。
ダイヤル操作で露出を意識しながら撮れる
Dfは、シャッタースピードやISO感度を上面ダイヤルで確認しながら撮影できます。設定値が目で見えるため、シャッタースピードを変えるとブレ方が変わる、ISO感度を上げるとノイズが増えやすい、といった関係を理解しやすいモデルです。
ポートレートでは背景のボケ具合と被写界深度(ピントが合って見える範囲)、夜の撮影では手ブレしにくいシャッタースピードなど、写真の基本を確認しながら撮影できます。フィルムカメラの雰囲気が好きで、デジタルで撮影したい人にも向いています。
注意点は動画非対応と中古状態
Dfは動画撮影に対応していません。写真だけでなく動画も撮りたい人は、Z 30、Z50II、Z6IIIなども比較しましょう。
中古購入では、外装の傷だけでなく、ファインダー内のチリ、シャッターダイヤルやISOダイヤルの動き、カードスロット、バッテリーの劣化も確認したいポイントです。Fマウントレンズを使える点は魅力ですが、古いレンズを組み合わせる場合は、カメラ側の露出計(明るさを測る機能)が連動するか、AFを使えるかも確認しておきましょう。
項目 | 内容 |
|---|---|
製品名 | Nikon Df |
価格 | 公式通販で新品販売価格は確認できません(中古価格は状態により変動) |
発売日 | 2013年11月28日 |
センサーサイズ | FX(フルサイズ) |
有効画素数 | 約1,625万画素 |
ISO感度 | ISO100〜12800(拡張あり) |
シャッタースピード | シャッタースピードダイヤル使用時:1/4000〜4秒、Bulb、Time、X200/メインコマンドダイヤル使用時:1/4000〜30秒、Bulb、Time |
本体重量 | 約765g(バッテリー・SDカード含む)、約710g(本体のみ) |
みんなのカメラ 商品ページ |
※価格は、2026年5月25日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
※旧製品は公式通販サイトで新品販売価格を確認できないため、価格欄に販売状況を記載しています。
用途別に選ぶ:ニコンカメラ比較・選び方ガイド

ニコンのカメラは、撮りたいものから逆算すると選びやすくなります。価格だけで決めず、ファインダーの有無、動画機能、望遠レンズとの組み合わせ、中古レンズの探しやすさも見ておきましょう。
下の表では写真中心、動画中心、フルサイズ入門、中古一眼レフ、クラシック操作の静止画撮影など、目的別におすすめモデルを整理しました。
目的 | 優先したいこと | おすすめモデル |
|---|---|---|
写真中心で、初めてのミラーレスが欲しい | ファインダー、軽さ、価格のバランス | Z50II |
動画や自撮りを気軽に撮りたい | バリアングル液晶、軽量ボディ、マイク運用 | Z 30 |
見た目や操作感も重視したい | ダイヤル操作、クラシックデザイン、街歩きでの持ち出しやすさ | Z fc |
フルサイズを価格重視で始めたい | フルサイズセンサー、ボディ内手ブレ補正、中古価格 | Z 5(新品なら後継のZ5IIも比較) |
写真も動画も1台で撮りたい | AF、連写、動画仕様、データ量の扱いやすさ | Z6III |
高解像の静止画と本格動画を重視したい | 画素数、連写、動画記録、編集環境 | Z 8 |
中古で一眼レフを始めたい | 初期費用、電池持ち、Fマウント中古レンズ | D3500 |
スポーツや運動会を一眼レフで撮りたい | 連写、AF、望遠レンズの探しやすさ | D7500 |
クラシックな操作感で静止画を撮りたい | 上面ダイヤル、光学ファインダー、Fマウントレンズ | Df |
予算と買い方で見るニコンカメラの選び方
用途でモデルを絞ったら、次にボディとレンズを合わせた総額を考えましょう。カメラは本体だけでなく、レンズ、ストラップ、メモリーカード、予備バッテリーでも費用が変わります。
新品で買うか中古で探すか、DXとFXのどちらを選ぶか、動画まで撮るかで必要な予算は変わります。下の表では、買い方ごとの代表モデルをまとめました。
買い方の方向性 | 考え方 | 代表モデル |
|---|---|---|
できるだけ費用を抑えて始めたい | 中古ボディと中古レンズを組み合わせて、初期費用を抑える | D3500 |
軽さと機能のバランスを重視したい | 小型のDXミラーレスを選び、標準ズームから始める | Z50II / Z fc |
フルサイズを試したい | 静止画中心か、動画も撮るかで必要な性能を見極める | Z 5 / Z6III |
クラシック操作の中古フルサイズを探したい | 光学ファインダーや上面ダイヤルの操作感を重視する | Df |
高解像・高速連写・本格動画まで求めたい | ボディだけでなく、カードやPCまで含めて予算を見る | Z 8 |
ニコンのおすすめカメラ比較まとめ
ニコン(Nikon)のカメラを選ぶときは、まず撮りたいものを決めましょう。家族写真や旅行が中心なら軽いDXミラーレス、暗所や背景ボケを重視するならFX、中古価格や光学ファインダーを重視するなら中古一眼レフが選びやすいです。新品で始めるならZシリーズ、中古で予算を抑えるならD3500やD7500、クラシックな操作感を楽しみたいならDfも候補になります。動画を重視する場合は、Z 30やZ6IIIのように動画機能を確認しやすいモデルから選びましょう。比較表で気になるモデルを絞ったら、持ち歩く頻度や撮りたい被写体、次に使いたいレンズも含めて選ぶと、自分に合う一台を見つけやすくなります。
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