.jpg?fm=webp&q=75&w=1152)
【2025年版】Nikon D7500のレビュー比較まとめ。手ぶれ補正の実力は?


Nikon D7500はAPS-C一眼レフの定番機として長く支持されてきた一台。複数の媒体で実機レビューも公開されており、長所と弱点が見えてきています。この記事ではD7500の実写評価・競合比較も整理し、向く人・向かない人をまとめていきます。気になるD7500手ぶれ補正の実態も解説します。
この記事のサマリー

D7500はD500譲りの画質・連写性能を備えた中級一眼レフで、今でも通用する完成度の高い万能機。

20.9MPセンサーと8fps連写、粘り強い高感度性能で動体・夜景どちらも得意。バランスが絶妙。

一方、ボディ内手ブレ補正非搭載・シングルスロット構成で、業務撮影や動画中心にはやや不向き。

D500はプロ性能、EOS 90Dは高画素、Z50/α6700/R7は最新AFとIBISで差別化。D7500は静止画中心の実用派に最適。

“高性能を手軽に楽しめる最後の名機”。価格・機能・信頼性の三拍子が揃い、2025年でも評価される。
D7500のレビュー要点:向いている人/向かない人
.jpg?w=320)
D7500は画質・連写・操作性のバランスに優れ、万能な“一台持ち”を探す人の強い味方。一方でボディ内手ぶれ補正やデュアルスロット非搭載など、使い方次第で不向きな点もあります。ここを押さえると、合う・合わないが一気に明確になります。
おすすめの人:失敗カットを減らしつつ多用途に攻めたい
8コマ/秒の連写と51点AF、深いバッファで運動会やスポーツ、野鳥など動体撮影に強いのがD7500の持ち味です。20.9MPの画素数はトリミング耐性と高感度のバランスが良く、RAW現像でも粘ります。旅行や家族写真から簡易Vlogまで、一本で広くカバーしたい人にフィットします。
ダイヤルやボタン配置が実用的で、慣れると設定変更が高速化。SnapBridgeでスマホ連携も快適です。バッテリー持ちは約950枚と長く、撮影の機会損失を減らせます。機材総量を抑えたい人にも扱いやすい「バランス型」です。
不向きな人・デメリット:ぶれ耐性と冗長性を最重視する用途
D7500は手ぶれ補正がボディ内に非搭載。静止画の手ぶれ対策はレンズVR頼みで、暗所やスローシャッター中心の人はIBIS搭載機に軍配です。動画の電子VRはフルHD(1920×1080)のみで、4Kでは無効です。ジンバル運用を前提にしないなら要注意です。
記録メディアはUHS‑Iの単スロット。即バックアップを求める運用には不安が残ります。純正バッテリーグリップの用意はありません。長丁場の縦位置主体には不利になり得ます。ここは後述の競合比較も併せて吟味しましょう。
要素別レビュー早見表
要素  | 評価内容  | 
|---|---|
画質と高感度  | D500譲りの20.9MPで高精細。高ISOでもノイズが少なく暗所に強い。一方で、解像力は2400万画素級の最新機より控えめ。  | 
AF性能と連写・バッファ  | 51点AF+8fpsで動体撮影に強い。RAW約50枚のバッファも優秀。ただしAFエリアは中央寄りで、画面端の被写体追従は弱い。  | 
ボディ設計と操作性  | 軽量かつ防塵防滴構造で扱いやすい。深いグリップと直感的操作が好評。ただし純正バッテリーグリップは非対応で拡張性は限定的。  | 
ファインダー&背面モニター  | 視野率100%のOVFは見やすく、チルト式タッチ液晶も快適。画面解像度は約92万ドットと近年機より低め。  | 
動画と手ぶれ補正  | 4K30p対応で発色・解像感は良好。FHD時のみ電子VRが有効。4Kは約1.5倍クロップかつIBIS非搭載のため、手持ち撮影ではブレやすい。  | 
スマホ連携・バッテリー  | SnapBridge常時接続で転送がスムーズ。CIPA約950枚の電池持ちも優秀。ただしWi-Fi転送はやや遅く、大量RAW転送には不向き。  | 
基本情報のおさらい:発売状況と主要スペック
D7500は2017年発表の中級APS‑C一眼レフ。D500と同世代の20.9MPセンサー&EXPEED 5、8コマ/秒連写、4K30p、チルト式タッチパネル等を備えます。
国内では新品・中古とも流通が続いており、価格は近年落ち着いた水準。“完成形DSLR”として再注目されています。
発売・価格:今でも手に入りやすい良コスパ
2025年11月時点の販売価格はボディが128,700円(税込)、18‑140 VRレンズキットは168,300円(税込)です。中古での流通も盛んです。
海外レビューでも「当初より価格が下がってきて、コスパの高い強い選択肢」になったと評価されており、主要媒体は“今も堅実なオールラウンダー”と位置づけています。
主要スペック早見:強みと割り切り
D7500は、上位モデル「D500」譲りの高速連写・高感度性能を備えながら、軽量で扱いやすいボディに収めた中級一眼レフです。画質・機能・携帯性のバランスを重視した設計であり、どんなシーンにも柔軟に対応できる「万能型APS-C」と言えるでしょう。
項目  | 内容  | 
|---|---|
センサー  | APS-C(DX)約2,090万画素 CMOS  | 
画像処理エンジン  | EXPEED 5  | 
ISO感度  | 100〜51,200(拡張Lo1=50相当/Hi5=1,640,000相当)  | 
連写性能  | 約8コマ/秒(AF/AE追従)/RAW約50枚・JPEG約100枚バッファ  | 
AFシステム  | 51点(うち15点クロス)/−3EV対応/グループエリアAF・3Dトラッキング対応  | 
動画機能  | 4K UHD 30p(センサーからさらに約1.5倍クロップ)/FHD 60p時は電子手ブレ補正(e-VR)有効  | 
ファインダー  | 光学ペンタプリズム・視野率100%・倍率約0.94倍  | 
構造  | カーボンコンポジットモノコック構造・防塵防滴相当  | 
サイズ/重量  | 約135.5×104×72.5mm/約720g(バッテリー・カード含む)  | 
The Vergeは「タッチスクリーン追加」「約35gの軽量化」「8fps」「SnapBridge採用」を指摘しており、取り回しと接続性の改善が示されています。
画質と高感度のレビュー:D500ゆずりの芯の強さ
描写は“解像力より総合力”。AAフィルターレスの20.9MPは精細感が高く、高感度でもディテール保持が上手。日常〜スポーツ〜夜景まで守備範囲が広く、「RAWで追い込める余白」も十分です。
実機レビューの評価:高感度と実写総合力に評価
Digital Camera Worldは「純粋な解像度の伸びはわずかだが、速度と高感度、総合画質は一級」と総括。価格低下で競争力が増したとも述べています。解像度至上主義でなければ、実写の満足度は高いはずです。
同サイトのラボ比較では、ペンタックスKPや富士X‑T30に一部で譲る項目もあるが、現場ではテクスチャの粘りが光るという見立て。RAW現像の余力を前提にするとD7500の評価は安定します。
競合比較:EOS 90D/X‑S20/Z50あたりとの画質観
EOS 90Dは高画素でトリミング耐性に優れる一方、高感度ではD7500の滑らかさが生きます。富士X‑S20は最新処理のノイズ抑制が巧み。ニコンZ50は同等級のセンサー世代で色の作りは近く、ミラーレス運用を取り入れるなら移行もスムーズです。
“等倍勝負”の緻密さは90D寄り、暗部の粘りや素直な階調はD7500寄り。最終用途がSNS〜A3程度なら差は縮み、レンズ選びと現像の質が結果を左右します。
AF性能と連写・バッファのレビュー:動体に強い「中堅の速攻型」
51点AF(15クロス)と8コマ/秒連写、RAW約50枚の深いバッファは動体撮影の武器。3DトラッキングやグループエリアAFの追従性が高く、狙った瞬間を取りこぼしにくい設計です。
実機レビューの評価:3Dトラッキングと深いバッファ
DPReviewは実機レビューで「信頼できる3Dトラッキング、速い連写、深いバッファ」を高く評価しています。D7200比で実効スピードと余裕が改善したと述べています。実地の手応えとして“追える・撮れる”が実感しやすいのがD7500です。
PetaPixelも「8fps、RAW約50枚、JPEG約100枚程度のバッファ」「グループエリアAF」「約180kピクセル測光」を列挙し高評価。価格帯を越えた安定感が見て取れます。
競合比較:D500/α6700/R7のスピード感
D500は10fps&153点AFで一段上の“本職”仕様。連写耐性とAF範囲はさすがですが、中古相場や重量の負担は増します。ミラーレス勢ではα6700やEOS R7が被写体認識で優位。連写体制は強力ですが、ファインダー“見え”やシャッターフィールを重視するならD7500の一体感は魅力です。
“週末スポーツ・野鳥”ならD7500で十分戦えます。職業レベルの決定率を求めるならD500や最新ミラーレスを検討、という線引きが現実的でしょう。
ボディ設計と操作性のレビュー:持ちやすさと耐候、そして割り切り
グリップは深く、親指レストも程よい。カーボンコンポジットのモノコック構造は軽量で、防塵防滴相当を確保。上面のドライブダイヤルやカスタムU1/U2で運用は軽快です。
実機レビューの評価:軽量化とタッチ追加
ePHOTOzineは「D7200比でさらに深いグリップになりホールド性が上がった」と評価しています。またThe Vergeは「タッチが追加され、D7200比で約35g軽く」なった点を世代変化の要諦として挙げています。価格帯を超える耐久性と、反応の良いタッチ操作の両立が好評でした。日常持ち出しでも疲れにくいサイズ感です。
一方で「純正バッテリーグリップがない」「単スロット」は割り切りポイント。運用スタイルに合わせた装備計画が重要です。
競合比較:握りと耐候は依然強み
同クラスのEOS 90DやPentax KPと比べても、グリップの安定感と全体の“剛性感”はD7500の美点。ミラーレスの小型機は軽快な一方、長玉装着時のホールドは一眼レフ式が有利に働く場面があります。
雨天や砂埃のフィールドでも安心できる筐体品質は、アウトドア派にとって実利の大きい要素。ここは“古き良きDSLR”の強さが生きます。
ファインダー&背面モニターのレビュー:見やすさと機動性

視野率100%のペンタプリズムは見やすく、表示も素直。背面は3.2型のチルト式タッチ。ローアングルや俯瞰に強く、縦横の構図探りがスムーズです。TechRadarは92.2万ドットのチルトタッチを“数値は地味でも実戦的”とし、100%カバーのOVFと併せた運用を推しています。
実機レビューの評価:解像度は控えめだが実用的
背面モニターは約92.2万ドットで、最新機の高精細パネルに比べると数値上は地味。それでも現場の判断には十分で、タッチAF・タッチシャッターの反応は良好です。光学ファインダーの“見え”は、被写体の動きを追いやすい点でEVFより優れる場面も。動体撮影での歩留まりの良さは、こうした基本設計の良さに支えられています。
競合比較:EVF時代でもOVFの価値
EVFは露出プレビューやピーキングが便利。一方、屋外逆光や高速パンではOVFの遅延ゼロが効きます。被写体認識AFを軸にするならミラーレス、動きの“ノリ”を重視するならOVFという住み分けが現実的です。
ハイブリッド運用も手。スチルはD7500、動画や顔認識が要の仕事はミラーレス、といった使い分けで双方の強みを活かせます。
動画と手ぶれ補正のレビュー:4Kの解像、1080pの電子VR
D7500は4K30pに対応。フルHDでは電子VR(e‑VR)が使え、手持ちの揺れを抑制。ヘッドホン・マイク端子やパワーアパーチャ、ゼブラ表示、HDMI同時出力など実務的な機能も揃います。
一方でDPReviewは『4Kは1.5倍クロップ、フォーカスピーキング非搭載』を“制約”と整理。FHDなら電子VRが使えます。
実機レビューの評価:「電子VRは1080pで有効」
複数媒体が「4K UHDの内部記録・HDMI出力」「フルHD時の3軸電子VR」「オーディオ入出力」「パワーアパーチャ」「ゼブラ」を言及しています。価格帯以上の基礎体力を備えた動画機です。
ただしボディ内手ぶれ補正は非搭載。電子VRはフルHD(1920×1080)記録時のみ有効で、4K UHD(3840×2160)では無効です。4Kの手ぶれ対策はレンズVRまたはジンバルが前提になります。
競合比較:最新ミラーレスのIBISと住み分け
5軸IBISのあるα6700やZf、R7は手持ち動画で有利。D7500は4Kの精細感と色の粘りは良好ながら、歩き撮りはジンバル併用が安心です。固定やパン主体の記録用途ならD7500でも十分戦えます。
動画中心ならミラーレス、静止画中心で時々動画ならD7500。機材の軽さ・コストと仕上がりのバランスで選ぶと失敗がありません。
スマホ連携・バッテリーのレビュー:SnapBridgeと950枚の安心
Bluetooth常時接続のSnapBridgeは、撮ったそばからスマホ共有できるのが魅力。EN‑EL15aで約950枚というロングライフも旅やイベントで頼もしい要素です。
実機レビューの評価:SnapBridgeと接続性の進化
The Vergeは「SnapBridge(Bluetooth+Wi‑Fi)採用」をトピックに挙げています。2019年のファームウェア(Ver.1.10)で、SnapBridge未介在のダイレクトWi‑Fi接続(AP/STA)が追加され、接続経路の自由度が拡大しました。
実運用では「オート転送は容量と電池に注意」。必要なカットだけ選択転送に切り替えると快適です。テザー代わりのスマホリモートも動作安定で、単独取材や自撮り時の味方になります。
競合比較:枚数か利便か
ミラーレスはUSB給電で粘れる一方、撮影枚数の公称値はDSLRに軍配。D7500の“電池で撮れる枚数”は現場の安心感に直結します。長時間の屋外撮影や山行なら、予備1本で一日回る恩恵は大きいです。
頻繁なSNS共有が前提なら、アプリ側のワークフロー整備が最重要。SnapBridge+クラウド保存の自動化で、帰宅後の編集も時短できます。
レンズ選びと運用コスト:VRレンズが要、DX/FXを賢く混在

ボディ内補正がないD7500では、静止画のブレ対策はレンズVRが基本。DXの軽量ズームで機動力を、望遠や大口径はFX流用で描写を狙うなど、目的別に賢く組むのがコツです。
実機レビューの評価:VR活用とテレ側の安心感
標準域は18‑140mm VRのキットが万能。単焦点は35/1.8や50/1.8で軽快に。室内や夕景での“微ブレ”を避けるため、VRの有無と最短シャッターの見積りは常に意識しましょう。動体狙いは70‑300や100‑400クラスが候補です。
将来ミラーレスへ移る可能性があるなら、F→Zのアダプタ運用も視野に。Zマウントの手ぶれ補正(IBIS)とVRレンズの相乗で歩留まりはさらに改善します。買い増しは資産の延命を意識して選びたいところです。
競合比較:Zマウント移行を想定した選び方
「当面はD7500一本」で完結するなら、DX用の軽量ズーム+明るい単焦点の組み合わせが最もコスパ高。持ち出し頻度が上がり、結果的に“良い写真”が増えます。
Fレンズの中古供給は豊富。望遠・大口径の導入コストを抑えやすい点は依然メリットです。
D7500の相場感・入手性:今が一番おいしいタイミング
ミラーレス移行の波で、D7500の販売価格は以前より落ち着きました。新品の現実的な価格帯と状態の良い中古が両立し、初導入にも買い替えにも動きやすい市場です。
最新価格の目安と買い方
直近の国内実勢はボディ単体で約9.5万〜10万円前後、18‑140 VRキットで約14万円前後。中古は状態良好品で約6.6万〜8.1万円が目安です。保証や初期不良リスクを踏まえ、量販の延長保証を付けるか、評価の高い中古店で買うのが安全です。
最後のDSLRを良コスパでという文脈での需要も根強く、周辺アクセやレンズの中古供給も豊富。トータルコストは読みやすいのが利点です。
競合比較:新品ミラーレスとの費用対効果
同価格帯のミラーレスはキットレンズ込みで手軽ですが、望遠やF2.8通しを揃えると投資は膨らみます。D7500はFマウント中古の選択肢が広く、総額を抑えやすい側面が魅力。
「望遠・動体多め」ならD7500+望遠VRで即戦力。「動画・AF自動化重視」なら最新ミラーレス。この割り切りで費用対効果は最適化できます。
市場動向と“いま買う理由”:DSLR終盤でも光る総合力
メーカーはミラーレス偏重へ。とはいえD7500は在庫流通とサポートが続き、入門〜中級ユーザーにとって“完成度の高さが買える”選択肢です。
海外メディアの潮流認識
Digital Camera Worldは「ライバルが減り価格が下がったことで、D7500の立ち位置が強化された」とコメント。TechRadarも“依然強力なDSLR”として挙げています。
一部ではDX一眼レフ終息の見立てもありますが、現実には新古品・中古含め選びやすい状況。コスパの良さで“写真を増やす”には近道です。
競合比較:D500とミラーレスの挟み撃ちにどう挑むか
“最高のAPS‑C一眼レフ”狙いならD500、中長期で最新機能重視ならミラーレス。D7500はその中間で「価格・機動力・結果」のバランスが秀逸です。
DSLRの操作系とシャッターフィールが好きなら、いま手に入れておく価値は十分。結果が写真枚数と歩留まりで返ってきます。
競合総合比較:どれを選べば後悔しない?
最終判断の軸を「用途・ぶれ耐性・冗長性・将来性」の4点に集約。D7500は“静止画中心/動体そこそこ/コスト抑制”で強いカードです。
モデル  | 種類  | 立ち位置の要約  | 
|---|---|---|
D7500  | 一眼レフ  | 高画質×軽快さのバランス型。動体も静物もこなせる“万能中級機”。コスパが高く、扱いやすいオールラウンダー。  | 
D500  | 一眼レフ  | プロ志向のAPS-C最上位。AF・連写・堅牢性は抜群だが、重く高価。現場で酷使する撮影向き。  | 
EOS 90D  | 一眼レフ  | 高画素32.5MPでトリミングに強く、動画も得意。解像力重視の静止画派・Vlog兼用派に好適。  | 
Z50  | ミラーレス  | 軽くて操作しやすいZマウントAPS-Cミラーレス。画質はD7500級、携行性とデザイン重視派に。  | 
α6700  | ミラーレス  | 被写体認識AFとIBISで動画・動体に強い。最新機能を求めるユーザーの最有力候補。  | 
EOS R7  | ミラーレス  | APS-Cミラーレス最上位。IBIS+高速連写で野鳥・スポーツ撮影に最適だが、価格とサイズは上級者向け。  | 
D7500 vs D500 vs EOS 90D
D500はプロ志向のAPS-C最上位機で、AFの精度・連写速度・バッファ容量ともに圧倒的。高速動体を逃さない実戦的な性能を誇りますが、そのぶん重量があり価格も高めです。
EOS 90Dは約3250万画素の高解像センサーを搭載し、トリミングや風景撮影に強い一方で、高感度ではノイズがやや目立ちやすい傾向があります。
D7500はこの2機の中間的な立ち位置で、画質・連写・操作性の総合力が高く、価格も抑えめ。RAW耐性の高さと握りやすいグリップ設計により、日常的に持ち出しやすい万能型です。
堅牢さや極限性能を求めるならD500、画素数を重視するなら90D、“撮る楽しさと使いやすさ”を重視するならD7500が最もバランスの取れた選択といえます。
D7500 vs 主要ミラーレス(Z50/α6700/R7)
Z50は同じニコンDXセンサーを採用しており、発色傾向や階調の作りがD7500に近い存在。将来的にZマウントへの移行を見据えるなら、親和性が高い選択肢です。ソニーα6700やキヤノンEOS R7は、最新の被写体認識AFやボディ内手ブレ補正(IBIS)を備え、動画性能や動体自動追従に優れています。特に動画中心やハイブリッド撮影を考えるユーザーには魅力的でしょう。
一方、D7500は光学ファインダーによる自然な見え方、約950枚撮影できる電池持ち、そして豊富で安価なFマウントレンズ資産が強み。「最新機能の利便性を取るか」「一眼レフのフィーリングを楽しむか」、選ぶ基準は体験の方向性にあります。
Nikon D7500のレビューまとめ
D7500は“今も選ぶ価値”のあるオールラウンダーです。20.9MP×8コマ/秒、深いバッファ、扱いやすい操作系で、家族・旅・スポーツを一本でこなせます。弱点はボディ内手ぶれ補正と単スロットですが、VRレンズ+運用で十分カバー可能。価格は落ち着き、コスパは良好。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
撮影テクから最新ギア情報まで、“次のステップ”を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X / Threads / Instagram / TikTok / YouTube )で毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨
みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら!



.jpg?fm=webp&q=75&w=640)


