
【2025年版】Nikon Zfcのレビュー比較まとめ。手ぶれ補正の実力は?



Nikon Zfcのレトロ外観に惚れた人も、Zfcの手ぶれ補正の実力が気になる人も必見です。長年愛されるZfcは複数の媒体で実機レビューも公開されており、当然長所も弱点もあります。この記事ではNikon Zfcの実際の評価から、Zfcが合うケース、他の機材の方がよいケースをストレートに紹介していきます。
この記事のサマリー

Zfcは“見た目だけ”ではないが、操作性やIBIS非搭載は要理解

静止画はレンズVR、動画は電子VRでZfc 手ぶれ補正に対処

AFは顔・瞳/動物検出対応、低照度や暗所での粘りは要工夫

UHS‑Iスロットゆえ書き込みは速くない、バッテリーは約300枚目安

競合はX‑T30 II / EOS R50 / α6400、用途別で最適解が変わる
Nikon Zfcのレビュー要点:おすすめ/不向き

まずは結論。Zfcは「持ち歩く気持ちを高める一台」。外観はFM2直系の雰囲気で、回し甲斐のあるダイヤル操作とバリアングルが共存します。4K30pや瞳AFにも対応し、旅・日常・Vlogまで軽快にこなせます。
一方でボディ内手ブレ補正(IBIS)は非搭載。静止画はレンズ側VR、動画は電子VR頼みになります。カードはUHS‑Iで書き込みは並。低照度AFは競合の一部に及ばない場面もあります。
こんな人に刺さる
「軽くて可搬性が高く、撮る気分が上がるカメラ」が欲しい人。まさに旅行スナップや日常の記録、Vlogに最適です。Zfcは20.9MPのDXセンサーと可動式背面液晶、顔・瞳/動物検出AFを備え、4K/30pはノークロップで記録可能です。重量はバッテリー/カード込みで約445gです。
さらに、NIKKOR Z DX 24mm F1.7や40mm F2(SE)など軽く明るい単焦点と組み合わせやすく、撮って出しのクリエイティブピクチャーコントロールで色作りも手早く仕上げられます。
不向きになり得るケース
暗所スポーツやライブでの高難度AF、長時間動画撮影の耐性、強力なボディ内補正が必須な手持ち夜景などは不得意です。The Vergeは質感はチープさを感じると辛口評価をしており、低照度でAFが迷うと指摘しています。一方で、フレーム自体はマグネシウム合金が用いられています。
また、Peta Pixelは書き込みの遅さや操作のもっさり感を課題とし、実用途よりコレクター向きと評する一節も。購入前に自分の用途と優先度を洗い出しておくと後悔が少ないでしょう。
要素別レビュー早見表
要素  | 評価一言まとめ  | 
|---|---|
デザインと操作性  | レトロ外観とダイヤル操作が楽しい一方、グリップ浅めで片手操作は不得手。  | 
画質・高感度・色の作り  | 20.9MPは実用十分、高感度も粘る。JPEG強めなら調整、RAWで階調活かす。  | 
手ぶれ補正  | ボディ内補正なし。静止画はレンズVR依存、動画は電子VR+広角・安定姿勢が鍵。  | 
Zfc手ぶれ補正の実力  | 電子VRは軽い歩き撮り程度に有効。夜景や望遠は短SS+高感度でカバー。  | 
AFと連写  | 瞳検出対応で日常・人物に強い。11fpsは軽快、暗所や高速動体は要工夫。  | 
動画機能  | 4K/30pノークロップが強み。Log/HLGなし・8bit前提でPC(ピクコン)活用。  | 
EVF・背面モニター・UI  | EVFは実用十分、3.0型バリアングルで自撮り・縦構図が自在。iメニュー要最適化。  | 
バッテリー・電源・メディア  | 約300枚目安。USB-PD給電で長時間対応、UHS-I×1は運用(刻み連写)で補う。  | 
基本情報のおさらい

Nikon Zfcは、クラシックデザインと最新性能を融合したDXフォーマット(APS‑C)のミラーレスカメラです。20.9MPセンサー、4K/30p、可動式タッチ液晶、2.36MドットEVF、209点ハイブリッドAFなどを搭載。動画は電子VRに対応します。メディアはSD(UHS‑I)、重さは約445 gです。
発売状況と価格の目安
ブラックモデルは2023年3月に国内発売。プレミアムエクステリアの張り替えサービスも提供されました。現在のメーカー販売価格はボディ129,800円(税込)、16‑50 VRキットで150,700円(税込)、28mm SEキットで161,700円(税込)です。
主なスペック要点
センサーは有効約2,090万画素のAPS-Cサイズで、ISO100〜51,200に対応。高速連写は最大約11コマ/秒、AFは209点ハイブリッド方式で人物・動物の瞳検出にも対応しています。動画は4K/30pをノークロップで記録でき、フルHDでは120pのスロー撮影も可能。
手ブレ補正がボディ内非搭載で、静止画の補正はレンズVR依存で、動画では電子VRをメニューから有効化します。記録メディアはUHS-I対応SDカード、接続端子はUSB-C(USB-PD給電可)、HDMI Type-D、マイク入力を備え、配信や長時間撮影にも柔軟に対応できる設計です。
センサー  | 20.9MP APS-C(DX)CMOS  | 
常用ISO感度  | ISO 100–51,200  | 
AF  | 209点ハイブリッドAF(位相差+コントラスト)  | 
連写  | 最大 約11コマ/秒  | 
動画  | 4K/30p(ノークロップ)/FHD 120p スロー対応  | 
手ブレ補正  | 本体IBIS:非搭載/動画:電子手ブレ補正(E-VR)  | 
ファインダー  | 0.39型 約236万ドット OLED(EVF)  | 
背面モニター  | 3.0型 バリアングル式 約104万ドット(タッチ対応)  | 
記録メディア  | SD(UHS-I)×1  | 
デザインと操作性のレビュー:見た目と使い心地のギャップ
Z fcの魅力はまずルックス。アルミ調のダイヤルを回して露出を詰める行為自体が楽しく、外観はFM系の温故知新。Digital Camera Worldは「ダイヤルの楽しさ」を評価しつつ、持ち手の浅さを短所に挙げています。
一方でThe Vergeは「外観は金属カメラのようで高級感があるが、実際に触るとプラスチック寄りで軽く、質感はチープに感じられる」と辛口。軽快さと価格は魅力だが、握りの浅さや剛性感の期待値には届かない場面があるとしています。実用ではハンドグリップやサムレストの追加で安定度を高められます。
ダイヤル派の快感と注意点
上面のISO/SS/露出補正の3ダイヤルは“触って整える”体験をもたらします。絞りはレンズ側/コマンドで調整でき、バリアングルと併せて自撮りやハイ/ローアングルにも強い。背面左寄りのボタン配置は片手操作がしづらいとの声もあり、慣れの余地があります。
ショルダー部の「F値窓」は視覚的に情報を得やすい要素。とはいえ操作の主軸はiメニューやFnに割り当てた項目に集約した方が速い場面も。街歩きでは親指AF+露出補正ダイヤル運用がテンポよく、誤操作を減らせます。
競合とのハンドリング比較
富士フイルムX‑T30 IIは同じレトロ系ながらグリップの保持が良好で、ジョイスティック操作も軽快。ソニーα6400はEVF位置やグリップ深さで安定感が高い一方、全面ダイヤル派の楽しさはZ fcが上回る場面もあります。最終判断は「見た目で持ち出したくなるか」に尽きます。
長時間歩く旅スナップでは、重量445gの軽さが効きます。見た目の満足と機動力の両立はZfcの強みで、日常携行での“出動率”が自然と上がります。
画質・高感度・色の作りのレビュー

Zfcの20.9MPは数値だけ見れば控えめですが、RAWの余裕と階調は日常用途に十分。The Vergeは「低照度の粒状感が目立つ場面がある」としつつ、明るいレンズの併用で改善余地があると述べています。
Peta PixelはJPEGの輪郭強調がやや強めになる傾向を指摘。RAW前提でベースを整えると立体感が出やすいとの見立てです。キットのDX 16‑50 VRは歪曲や周辺減光が良好に抑えられ、軽量ズームとして上出来という評価が見られます。
RAW派とJPEG派のコツのレビュー
RAW派は「ハイライト抑え+シャドー持ち上げ」でZらしい粘りを活かすのが定石。Creative Picture Controlは下地作りに使い、最終の色は現像で整えると破綻が少ないです。夜の街ではISO3200前後を上限に、明るい単焦点でSSを稼ぐのが安全策。
JPEG派は輪郭強調の出過ぎに注意。輪郭補正を一段落とし、コントラスト控えめ設定で肌の質感を保ちやすくなります。ホワイトバランスは「自然光オート」が安定。バリアングル活用で逆光時のレフ角度も作りやすいです。
競合の解像・ダイナミックレンジ感
同価格帯の24MP/26MP勢に低感度の微差で及ばない一方、高感度側は拮抗。実用上はトリミング耐性をどこまで求めるかで判断が変わります。被写体が人中心なら20.9MPでも不足は感じにくいはずです。
等倍鑑賞や大判プリントが多いなら、より高画素の選択肢を検討。ただし“持ち出して撮る枚数”が増えること自体が画力を底上げするため、軽快に使えるZ fcの価値は大きいでしょう。
Zfc手ぶれ補正の実力(静止画/動画)
Zfcはボディ内手ブレ補正が非搭載。静止画はレンズのVRで補い、動画は電子VRを選びます。電子VRは画角がやや狭くなる代わりに揺れを抑えます。
等倍鑑賞の厳しい場面では、シャッター速度を速める/明るい単焦点を使う/構えを安定させるといった基礎策が有効。ナイトスナップはF1.7系の単焦点が実効的です。
静止画の実戦ポイント
無補正ボディなので「1/焦点距離」の古典則を守りつつ、DX換算で余裕を見ます。例えば35mm相当なら1/60秒より速めが安心。呼吸を止めすぎず、体の揺れを逃がす。連写で歩留まりを稼ぐのも有効で、11fpsの拡張連写はこうした使い方に向きます。
レンズVRを持つDX 16‑50や、F2クラスの軽量単焦点に切り替えると成功率が上がります。夜景は壁や手すりをミニ三脚代わりに。室内は被写体ブレを避けるためSS優先で、ISOはノイズ許容と相談します。
動画の電子VRと運用
電子VRはパンや歩き撮りの微振れに効きますが、クロップ前提。手ブレに強いジンバルやグリップを併用すると安定します。Imaging Resourceでも「Z fcにはボディ内手ブレ補正は搭載されておらず、動画撮影時は電子式手ブレ補正(E-VR)で対応している」と明記されています。
広角不足を感じたら16mm始まりのキットで運用。歩きVlogではローリングシャッターやAFの迷いも見極め、動きの少ないシーン構成に寄せると破綻が減ります。
AFと連写のレビュー:人/動物検出の使い勝手

AFは209点のハイブリッド方式。人・動物(犬/猫)の瞳検出に対応し、−4.5EVまでの低照度検出に公称で届きます。動画でも顔/瞳検出が有効で、Vlog用途に適合します。DCWは「AFは非常に高速かつ信頼性が高い」と実機レビューで高く評価しています。
ただし暗所での粘りは万能ではありません。The Vergeは低照度でのAFハンチングを指摘。明るい単焦点やAFエリアの絞り込み、AF補助光の設定見直しなど、現場での小技が効きます。
設定のキモと歩留まり向上
人物中心ならワイドL(人物)かオート(人物)でOK。被写体が高速ならダイナミックAF+連写11fps、AF追従感度をやや鈍くして「粘らせる」方向が安定します。動物は背景誤認を避けるため、フレーム中央で捕捉してから追従開始が安全です。
連写はバッファの都合で長押ししっぱなしより、区切って切る方が成功率が上がります。UHS‑Iカードでは書き込み待ちが発生しやすいため、決定的瞬間の前に連写を止めてバッファを空ける運用が実戦的です。
競合(α6400など)との比較観点
α6400は425点像面位相差と11fpsで、AFカバー率と追従の“食いつき”に定評。Zfcは検出AFの進化で日常用途は十分ですが、暗所スポーツ等はαの優位が残ります。価格やデザイン、バリアングルの利便性まで含めて総合判断が賢明です。
Fujifilm X‑T30 IIは被写体検出の範囲が狭く、追従型の信頼感はα系が一歩リード。Zfcは“検出AF+バリアングル+軽さ”の三位一体で対抗します。
動画機能のレビュー:4K/30pと音回りの要点
4K/30pはノークロップで素直、FHD/120pのスローも可能。マイク端子とHDMI Type‑D、USB‑Cに対応します。N‑Log/HLGは非対応で、8bit 4:2:0での運用が現実的。フラットやピクチャーコントロールで色作りの余地を残しましょう。DPReview/Imaging Resourceともに「Z fcはLogやHLGといった動画記録形式に非対応」であることを確認しており、動画編集を想定する場合はピクチャーコントロールを活用する運用が現実的と述べています。
動画AFは顔/瞳検出あり。The Vergeは明所では良好だが暗所で迷うと評価。電子VRのクロップを見越して画角を選び、歩き撮りはジンバル/ハンドル併用で歩留まりが上がります。
音声・I/O運用のコツ
3.5mmマイク入力は外付けショットガン/ラベリアの定番が使えます。USB‑C電源供給と併用して長回しに備えると安心。HDMI Type‑Dは抜け防止のクランプを併用すると配信や外部記録でのトラブルが減ります。
ピクチャーコントロールはコントラストとシャープを控えめに。WBは固定で“色揺れ”を避けるのが編集の近道。露出はシャッター優先で1/50‑1/60基準、NDでSSを守ると歩きでも自然に見えます。
競合の動画観点
EOS R50も軽快な4K/30pでVlog適性は高く、Z fcはレトロ外装とバリアングルで“撮られる側”のテンションを上げやすい特性。α6400はログや10bitがないため、色作りは似たアプローチを要します。
長回し配信なら給電の安定性と記録の冗長化(外部録画)が重要。Z fcは気軽なVlog〜作品の素地作りまでが得意領域です。
EVF・背面モニター・UIのレビュー
EVFは0.39型/236万ドット。見え味は実用十分で、長時間の覗き撮影ではアイカップのフィット調整が効きます。背面は3.0型バリアングル/タッチ対応で構図の自由度が高いのが魅力です。
UIはiメニューのカスタマイズが肝。頻出設定を最大12項目まで呼び出せ、静止画用と動画用に別々のiメニューを用意できます。露出の追い込みはヒストグラムとハイライト警告を参照しましょう。
見え方の実感と比較
α6400のEVFも同等解像。X‑T30 IIは視認性に優れるが、バリアングルはZ fcが優位。自撮り・縦動画・ハイアングルの自由度は作品の引き出しを増やします。動画中心の人は液晶の可動域を優先するとよいでしょう。
明所屋外ではEVF明るさの手動上げと、液晶の角度調整で視認性が改善。色評価は露出警告とヒストグラムを主軸に、見た目に惑わされない運用が定石です。
バッテリー・電源・メディアのレビュー

バッテリーはEN‑EL25系。CIPA目安は約300枚。USB‑PD(USB Power Delivery)での給電/動作に対応し、長時間の配信やタイムラプスにも組みやすい設計です。
メディアはSD(UHS‑I)スロット。高速連写や動画の書き込みで待ち時間が出やすく、Peta Pixelも「カード書き込みが遅い」と指摘。UHS‑Iでも速いカードの選択と、連写を小刻みに切る運用が有効です。
運用の型を作る
短時間で多く撮る日=予備バッテリー必須。配信や長回し=USB給電前提。連写中心=バッファ運用とカードの切り替え。用途ごとに“型”を作ると現場のストレスが減ります。
カード扉と底面バッテリーが一体のため、交換時の三脚干渉に注意。プレートは短めを推奨。小さな工夫が信頼性を底上げします。
スマホ連携・ワークフロー
SnapBridgeでスマホ自動転送/リモート撮影に対応。SNS前提の運用では、JPEGサイズを小にして即共有、RAWは後で現像の二段構えが効率的。ファーム更新の通知や転送もアプリ経由で完結します。
USB‑Cでのデータ転送は高速。軽快なボディと連携の容易さが、撮影から公開までの“出力速度”を底上げします。
作例づくりの時短テク
昼は「オート+露出補正」、夜は「A優先+最低SS設定」で破綻回避。Creative Picture Controlを“薄味”に設定し、仕上げはスマホ現像アプリで微調整。撮影→共有の距離を縮めると、作品の本数が着実に増えます。
Vlogは水平維持を意識し、フレーム端に明滅光源を入れない構図が吉。音は口元15–20cmをキープ。小さな改善が視聴維持率に直結します。
レンズ選びとおすすめキット

まずは「DX 16‑50mm VRキット」。軽さと画角の広さが旅/日常にハマる万能選手。次に“絵作りの核”としてDX 24mm F1.7、ボケ量と軽快さのバランスが秀逸です。ポートレート寄りなら40mm F2(SE)も鉄板。
Z DXのレンズ数は富士XやソニーEより少ないのは事実。とはいえフルサイズZレンズやFTZ経由のFマウント活用で穴は埋められます。必要画角から逆算して最短ルートで揃えましょう。
用途別の組み合わせ例
旅・街:16‑50 VR+24/1.7で軽快に。ポートレート:40/2(SE)+50/1.8S(FX)を状況で使い分け。Vlog:16‑50 VR常用+小型マイク+ミニ三脚。軽い組み合わせがZ fcの良さを最も引き出します。
夜スナップは24/1.7でISOを一段落とし、SSを上げてブレ対策。絞りはF1.7–2.8付近が立体感とシャープの折衷点です。
価格・コスパ・中古の見どころ

Nikon Zfcの作例 📸photo by yakunさん
販売価格は16‑50 VRキットが150,700円(税込)、28mm SEキットが161,700円(税込)。ブラックモデルの国内発売は2023年3月で、エクステリアのカラーバリエーションも用意されました。
価格差はレンズ込みの利便性と“持ち出したくなる外観価値”で回収しやすいタイプ。中古は付属品完備・外装状態が価格を左右。限定デザインは相場の上振れ要因になります。
コスパの見立て
Zfcはスペック単体の点取り合戦では最強ではないものの、「軽さ×デザイン×撮影意欲の喚起」で“撮れ高”が増えやすいカメラ。価格が近いX‑T30 IIやα6400と、用途別に天秤にかけるのが妥当です。
長く使うなら、明るい単焦点とUSB給電環境に投資。運用コストの最適化が、ボディ差額を埋めて余りある体験を生み出せます。
競合比較:X‑T30 II / EOS R50 / α6400
機種  | 立ち位置  | 
|---|---|
Nikon Z fc  | レトロ外観×バリアングルで“撮りたくなる”日常スナップ機(IBISなし)。  | 
Fujifilm X-T30 II  | 26MPと色作りに強い小型“クラシック系”(バリアングル/IBISなし)。  | 
Canon EOS R50  | 超軽量エントリーで被写体認識が快適な“Vlog/初めての一台”。  | 
Sony α6400  | 425点AFと11fpsで動体に強い“実用本位の定番”(IBISなし)。  | 
X‑T30 IIは26MP X‑Transで解像/色の作りに強み、ただしバリアングル非搭載。EOS R50は24MPと軽さ、被写体検出AF、4Kの気軽さが魅力。α6400は425点AFと11fpsで動体に強く、堅実な操作系。
Zfcは20.9MP・ノークロップ4K・検出AF・バリアングル・軽さ・外観価値のバランスが持ち味。手ブレ補正の弱さとUHS‑Iだけは理解して選びましょう。結局は「日常で一番持ち出すカメラが最良」という原則に回帰します。
用途別の最適解
重視ポイント  | モデル  | 立ち位置  | 
|---|---|---|
旅・Vlog重視  | Z fc/EOS R50  | 軽量・コンパクトで携帯性抜群。バリアングル液晶で自撮りも快適。  | 
動体・暗所撮影  | Sony α6400  | 高速AFと高感度性能が優秀。動きの速い被写体も的確に捉える。  | 
色作り・フィルムライク  | Fujifilm X-T30 II  | フィルムシミュレーションで色表現に個性。作品づくりを楽しめる。  | 
見た目・撮るモチベーション  | Nikon Z fc  | レトロデザインと操作感で“撮りたくなる”気持ちを引き出すカメラ。  | 
レンズ拡張性まで含め、手元の資産と被写体で選びましょう。どれを選んでも作品は作れます。重要なのは“使い続けられる気持ち良さ”。その点でZ fcは個性が際立ちます。
買い方ガイド:後悔しないチェックリスト
迷ったら、まずは16‑50 VRキット。用途が固まっているなら28mm SEや24mm F1.7をセットで。USB‑C給電環境、速めのUHS‑Iカード、予備バッテリーは初日に揃えると運用が安定します。
Zfcの手ぶれ補正の弱点は“明るい単焦点+最低SS設定+構え”でカバー。低照度AFはエリアを絞る。操作はiメニュー最適化。これだけで体験は大きく向上します。
チェック項目(用途別)
スナップ:軽さと明るさ。旅:予備電源とデータ転送。Vlog:マイク/電子VR/画角。動体:AF追従とバッファ運用。これが満たせるなら、Z fcは“手に取る回数が増える”相棒になります。
最後は手に取った瞬間の高揚感。気分が上がるカメラは撮影量を押し上げ、結果的に上達も早まります。
Nikon Zfcのレビューまとめ
Nikon Zfcレビューの総括。Zfcは“撮りたくなる力”が強い一台で、レトロ外観とバリアングル、検出AF、ノークロップ4Kで旅や日常、Vlogに好相性です。弱点はIBIS非搭載とUHS‑I、暗所AFの粘り。ここは「明るい単焦点・最低SS・バッファ意識」と運用でカバー可能です。X‑T30 II/α6400/EOS R50が主な競合で、用途で最適解が分かれます。手にした瞬間に気分が上がるなら、それが正解です。
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