向井黒の浜

向井黒の浜は、黒い小石が敷き詰められた静かな浜で、透明度の高い海と防波堤、沖を行き交う小舟が画になります。昼は広角で海と空、曲線を描く浜を大きく入れれば開放感が出て、夕暮れは長秒露光で波をベール状に描くとドラマチック。潮だまりのリフレクションや濡れた石の質感はPLで整えると階調が豊かに。朝焼けの逆光では石が微細に輝き、風と潮位に留意して安全な立ち位置を選ぶと安心です。漁の気配が近い日は、人の動きや浮標、ロープを前景に入れると生活の温度が加わります。月夜には波打ち際が銀色に輝き、短い露光でも雰囲気十分。機材は塩分対策を徹底し、帰宅後は清水での拭き取りと乾燥を忘れずに。