日和山の噴煙

噴気孔から立ちのぼる白い噴煙と硫黄を含んだ岩肌が主役のダイナミックな火山景。気温が下がる晩秋〜冬は煙が太く見え、朝夕の逆光では縁が光って立体感が増します。広角で荒々しい地形と空の余白を入れ、望遠で煙の層を圧縮すると迫力が倍増。低速で煙を少し流せば“動く地面”の臨場感も出ます。風向きで形が秒単位で変わるので連写も有効。人物を小さく入れるとスケールが伝わり、露出は白飛びを避けてやや控えめが安全。薄曇りは階調が粘って撮りやすく、熱で揺らぐ空気ごと写すつもりで粘りたい。硫気の匂いが強い日はレンズ拭きと退避も忘れずに。