最終氷期埋没林

日本海沿岸の砂丘崖に、約2万8千年前の針葉樹林が泥炭層ごと帯状に露出する世界最大級の埋没林。年輪を刻んだ根株や地層の縞模様は太古の寒冷期を物語り、夕陽に染まると化石の質感が際立ちます。現在は崩落で一部観察困難ですが、波打ち際の流木や層理を活かせば荒涼とした地球の記憶を表現可能。撮影時は保護区域外から望遠で切り取り、保全への配慮と海況チェックを忘れずに。周辺は人工光が少なく星空観察にも最適。化石化した根株を前景に天の川を配置すると地球史ロマンが表現できる。三脚設置は軟弱な砂地に沈みやすいので石板や板を敷くと安定する。