福島八幡宮

福島八幡宮は、古い町並みの端に鎮座する八幡さまで、鳥居の向こうに続く石畳と社叢のバランスが撮りやすい神社。祭礼の日は幟や太鼓、法被姿が画面を賑やかにし、シャッター速度を少し落として動きを残すと臨場感が出ます。普段は、広角で参道と社殿を端正に押さえ、中望遠で扁額や狛犬、奉納絵馬を丁寧に。雨上がりは濡れた石が黒く締まり、灯籠の灯りがにじんでしっとり。最後に手水の水滴や落ち葉を寄りで添えると、季節と時間の流れがやさしく写り込みます。周囲の古い家並みや川沿いの風景も合わせて撮れば、神社が町の暮らしとどのように結びついているかが立体的に伝わるシリーズになります。