仏ヶ浦

翡翠色の津軽海峡にそびえる高さ100m級の白い凝灰岩の奇岩群が約2kmにわたり連なる神秘の海岸線。仏像や五重塔に見立てられる造形が朝夕の斜光で陰影を深め、季節や光線で表情を変える。船着場や遊歩道の先端では岩を前景に広大な海と空を同時に収められ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪化粧と一年を通して色彩が豊富。超広角やドローンで俯瞰するとスケール感が際立ち、長秒で海面を滑らかにすると幽玄さが増す。周辺は光害が少なく、星空と奇岩を組み合わせた星景写真も人気。春には海霧が発生し、岩が雲海に浮かぶような幻想的シーンに出会える。