産田神社

産田神社は、名前から連想される“命のはじまり”の空気が写真にも乗りやすい社。絵馬や結び札がある日は、望遠〜マクロで文字や紙質、結び目を寄り撮りすると物語が濃くなる。広角は鳥居から拝殿へ導線を整え、背景の住宅や電線は開放で溶かして情報を削るのがコツ。薄曇りは白い紙が飛びにくく、雨上がりは石畳の反射でしっとり。春は若葉、秋は落ち葉が前景を整え、冬は輪郭が締まる。参拝者を小さく点景にするか、1/2秒で人影だけ流すと静けさが残る。手水の水滴や供花の色を一点入れて締めたい。夕方〜青い時間は外灯が点景になり、モノクロも相性◎。