高田本山専修寺

広大な境内に巨大な御影堂と如来堂が向かい合い、瓦屋根のうねりと白砂利の直線が圧倒する伽藍美。16〜35mmで門前から一直線に奥行きを作り、50〜135mmで木組みや格子、蟇股、回廊の反復、金具のきらめきを切り取ると密度が上がります。春の桜、初夏の青もみじ、秋の黄葉は黒い屋根に映え、雨上がりは石畳の反射が映画的。夕方の斜光は影が長く伸び、人物を小さく点景に置けば堂の大きさが一発で伝わります。白砂利はローアングルで粒を前景にすると立体感が跳ね、モノクロでも形が立つ“堂々の一枚”が狙えます。早朝もおすすめ。