仁尾城跡

仁尾城跡は、瀬戸内を望む高台に残る城跡で、土塁や曲輪の起伏と、島影が浮かぶ海景が同居するのが最大の魅力。広角で空と海を大きく入れ、手前に石段や小径を置くと“見張りの視線”が作れます。望遠は遠景の島を圧縮して層を重ね、草の稜線や苔の質感で渋く締めたい。冬は空気が澄んで抜けが良く、夕方は海面が金に変わりシルエットが決まる。雨上がりは土が締まり、青い時間は街灯や港の光が点景に。人物を小さく入れると高さが伝わり、モノクロでも線が立ちます。春は桜や新緑、夏は入道雲が背景に映えます。風が強い日は三脚固定を忘れずに。