赤坂宿本陣跡・本陣公園

中山道・赤坂宿の本陣跡をたどれる小さな公園で、石碑や案内板を起点に宿場の道筋へ視線が伸びます。町のスケール感は35〜50mmで素直に、寄りでは石積みの欠けや古い地名表示、門柱の傷を拾うと“旅の手触り”が写る。春は桜、秋は落ち葉が路地の奥行きを強調し、雨上がりは石が黒く締まって渋いトーンに。人が少ない朝は、道の曲がりを消失点にして撮るだけで宿場の気配が出ます。夕暮れの街灯が灯る時間は、現代の生活と街道の時間が一枚で重なります。近くの旧道や小さな橋、水路も同じテンポで撮ると、宿場の連作が作れます。夕景が特に良い。