五ケ所城址

リアス海岸の入り江を押さえる尾根上に築かれた山城跡で、曲輪・堀切・土塁の段差が連続し、歩くだけで構図が次々に生まれます。朝は海霧が谷を満たし、漁村の屋根や湾のきらめきが薄く重なるのが絵になる瞬間。夕景は水面が朱に染まり、石と土のシルエットが締まります。広角は尾根道の消失点で奥行きを、望遠は土の反復を圧縮して“城の設計図”を強調。雨上がりは土が黒く締まり、苔や落ち葉の質感が主役に。PLで海面反射を整え、露出はハイライト優先で粘ると階調が残ります。手元は滑りやすいので靴も大事。干潮時は湾の曲線も狙えます。