江戸川乱歩像

名張駅前で出迎えてくれる江戸川乱歩像は、ベレー帽と本を抱えた姿が分かりやすく、ポートレート感覚で撮れる被写体。昼は空抜きでシルエットを整理し、標準で像と駅前の往来を同居させると“街の作家”らしさが出ます。夕方〜夜は駅の明かりや車の光跡を背景に入れるとミステリー感が増し、雨の日は路面反射が最高のスパイス。望遠で表情や手元の質感を切り取れば一枚で作品になります。駅名標や時刻表を小さく入れて“旅の入口”感を足すと、写真の物語がぐっと濃くなります。ローアングルで像を少し誇張し、背景をボカすと“探偵小説の主人公感”が出ます。