金ノ口の連理のサカキ

金ノ口の連理のサカキは、二本の幹が途中で寄り添い一つに結ばれた姿が印象的で、縁結びや夫婦円満の象徴として撮りたくなる被写体です。常緑の濃い葉は一年中背景づくりに強く、初夏の白い小花、秋冬の黒紫の実が季節のアクセントに。幹の合流点を主役に中望遠で切り取り、背景に社のしめ縄や鳥居を柔らかくぼかすと物語が出ます。根元から見上げて空を抜けば“結び目”の力強さが伝わり、参拝者の手元や絵馬を小さく入れるとテーマが明確に。夕方の斜光は幹のねじれをドラマチックに見せてくれます。常緑なので冬の青空にもよく映えます。