清洲城

木曽川沿いに再建された赤瓦の五層天守は、川面と竹林を借景に堂々たるシルエットを描く。春は城を包む約1,000本のソメイヨシノが水面にアーチをつくり、夜桜ライトアップとリフレクションで幻想的な画が得られる。夏は堀に咲く蓮、秋は銀杏の絨毯、冬は霜に白く縁取られた石垣など季節で彩が変化。天守内の展望フロアからは木曽川の蛇行が望め、広角で空を入れると雄大さが強調される。朝焼けの逆光をシルエットで切り取れば武将の物語を感じさせる一枚に。近隣の清洲公園には織田信長と濃姫像があり、望遠で天守を背景に配置すると歴史ドラマのワンシーンのような構図が作れる。