豊明のナガバノイシモチソウ自生地

豊明のナガバノイシモチソウ自生地は、全国に2カ所しか確認されていない食虫植物ナガバノイシモチソウが群生する、湿地の小さな楽園です。夏の一般公開時には、細い茎の先に赤くて可憐な花を付け、葉の表面にはきらりと光る粘液が並びます。ローアングルで湿地越しに空を入れると、草丈の低さと空の広さの対比が効いた印象的なカットに。マクロレンズで雫のような粘液や捕えられた小さな虫に寄れば、肉眼では気づけない繊細な世界が立ち上がり、植物写真の面白さを再発見できます。公開日は限られるため、事前に予定を合わせて訪れれば、人影の少ない静かな湿地でじっくりと三脚を構え、希少な自生地の雰囲気ごと丁寧に切り取ることができます。