朝田寺の牡丹

朝田寺の牡丹は、本堂前の庭や回廊沿いに大輪の花がぎっしりと植えられ、見頃には境内が赤や桃、白のグラデーションで埋め尽くされる花の寺です。瓦屋根や石灯籠を背景に中望遠で花を切り取れば、和のしっとりとした雰囲気が漂う一枚に。雨の日は番傘や覆い屋根が画面のアクセントとなり、濡れた花弁の艶も一層引き立ちます。回廊の柱越しに庭をフレーミングしたり、足元の落ち花をローアングルで狙ったりと、視点を変えるだけで多彩な牡丹カットが楽しめるスポットです。開花期は新緑も美しいので、背景の緑を大きく入れて柔らかな色の対比を意識すると作品性が高まります。