シラタマノキ湿原泥炭地

シラタマノキ湿原泥炭地は、苔とヤチボウズ、低木が広がる静かな湿原に、秋になると白い丸い実を付けたシラタマノキが点々と浮かぶ独特の風景が魅力です。地面すれすれのローアングルで実を大きく前景に入れると、背景の苔や草紅葉が柔らかな色面を作り、マクロ撮影にも最適です。曇りや霧の日はコントラストが落ち着き、泥炭地特有のしっとりした空気感が強調されます。木道から外れずに距離を保ちつつ、環境全体と小さな実の対比を意識して構図を組むと、この湿原ならではの静けさを写真に閉じ込められます。初雪の頃には白い実と薄く積もった雪が溶け合い、控えめながらも北国の湿原らしい静謐な色調の作品に仕上げやすいポイントです。