宗谷岬

北緯45度の宗谷岬は白い三角モニュメントが立つ日本最北端の地。晴天時は宗谷海峡越しにサハリンの山並みが霞み、夏は牧草地とコバルトブルーの海、冬は流氷と荒波がドラマチックに対比する。モニュメント、灯台、氷雪の門、祈りの塔など副被写体が多く、構図バリエーションに困らない。夕刻には真紅の落日が海面を染め、夜は北斗七星と灯台光跡の競演が狙い目。強風地帯のため重量三脚と防寒装備は必須で、気象急変時は車での退避ルートを把握しておくと安心。冬期は流氷が接岸するタイミングを狙えば白と青のコントラストが際立つ。