
SONY サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)のレビュー比較まとめ。高画質スナップ派に最適








SONYのサイバーショット RX1R IIは、“持ち歩けるフルサイズ単焦点”として、撮る楽しさと高画質を小さなボディに凝縮したカメラです。42.4MPフルサイズセンサーとZEISS 35mm F2を、ジャケットに入るサイズへ詰め込んだ作りはいま見ても独特で、旅や日常のスナップを“作品寄り”に引き上げてくれます。一方で、手ブレ補正なし・4K非対応・短いバッテリー・旧世代らしいレスポンスなど、現代基準では割り切りも明確です。この記事では複数メディアの実写レビューなどを踏まえ、RX1R IIがいまでも刺さる理由と、競合機との違いなどを解説します。
この記事のサマリー

RX1R IIは「35mm単焦点で丁寧に撮る」楽しさを味わえる、携行性とフルサイズ高画質を両立した一台

42.4MP+ZEISS 35mm F2の組み合わせは、風景・旅・スナップで細部までよく粘り、JPEG撮って出しでも満足しやすい画を残せる

小型ボディながらフルサイズらしい階調や立体感がある。“今日はこれだけ持って出る”という使い方に向いている

手ブレ補正なし・4K非対応など世代相応の違いはありますが、静止画中心なら満足いくケースも

競合はSony RX1R III、Leica Q3/Q3 43、FUJIFILM X100VI、RICOH GR IVなど。画角・サイズ・撮影体験の好みで選ぶのがおすすめ
サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)のレビュー要点

SONYのサイバーショット RX1R IIは、スペック上の新しさより「撮れる絵」と「持ち歩けるサイズ」を重視した、個性の強い高級コンパクトです。42.4MPフルサイズセンサーとZEISS 35mm F2を小型ボディに収め、いま見ても独特の存在感があります。動画や万能性より、“35mm単焦点で写真を撮る楽しさ”に魅力を感じる人ほど満足しやすいカメラです。
おすすめな人
旅や日常のスナップで、荷物を軽くしつつ“フルサイズの粘り”を残したい人にはおすすめの1台です。35mmは街・人物・食・風景と撮影シーンが幅が広く、便利な画角です。42.4MPはトリミング耐性(後から切り出しても破綻しにくい余裕)も作りやすいため、現場では寄れない場面でも、軽いクロップで画づくりを整えやすいといえます。
またシャッター音が小さく、スナップでも周囲を気にしにくいのも魅力でしょう。さらに高いフラッシュ同調速度(最大1/2000秒)を活かして、日中シンクロ(屋外でフラッシュを併用する撮影)を含むポートレート表現に寄せたい人にも向きます。ライティングや構図に時間をかけられる人には、特におすすめです。
不向きな人
一方で4K非対応に加え、静止画の手ブレ補正もありません。動画の補正も電子式のみなので、動画撮影や歩き撮り、暗所での手持ち撮影を重視する人にはやや不向きな1台といえます。バッテリーはCIPA基準で、液晶モニター使用時約220枚、ファインダー使用時約200枚と控えめです。長時間の撮影では、予備バッテリー前提で考えると安心です。
さらに、動体撮影が多い人も注意が必要です。AFは初代RX1系から大きく改善されていますが、Sony α7C IIやα6700など最新世代のミラーレスを基準にすると、連写後の書き込み待ちなどでテンポ差を感じる場面があるでしょう。
要素別レビュー早見表
RX1R IIは長所と短所がはっきりしているカメラなので、自分の撮影スタイルに合うかどうかの見極めが重要です。とくにバッテリーまわりと操作レスポンスは気にする人も多いため、あらかじめチェックしておきましょう。
要素 | ポイント |
|---|---|
画質(解像・階調) | フルサイズ42.4MPの情報量が強み。風景や質感描写で気持ちよく伸びる |
レンズ描写 | ZEISS 35mm F2は開放から実用的。周辺は絞ると整いやすい |
可変ローパス | モアレ対策と解像優先を切替できる稀有な仕組み。織物や建築など細かなパターン撮影で役立つ |
AF | 399点像面位相差で初代より大幅改善。ただし最新機には劣る |
連写・バッファ | 最高約5コマ/秒は日常なら十分。非圧縮RAW連写は待ち時間が出やすい |
操作性・UI | ダイヤル中心で撮影は楽しいが、メニューとボタン感触は古さが残る |
手ブレ補正 | 静止画は補正なし。高画素ゆえ低速シャッターの歩留まりに注意 |
動画 | フルHD止まり。短い記録用途なら成立するが映像制作向けではない |
バッテリー | 撮影可能枚数が少なめで、長時間撮影では不安が残る。予備2~3本+こまめな充電が必要 |
サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)の基本情報
RX1R IIは2015年発売のフルサイズ固定レンズ機です。2025年には後継機のRX1R III(DSC-RX1RM3)が正式発表されました。RX1R IIIは61MPセンサーやBIONZ XR、AIプロセッシングユニットを備える一方、RX1R IIは42.4MPセンサー、可変ローパスフィルター、チルト液晶など、旧モデルならではの特徴があります。
RX1R IIIの方が処理性能やAFは新しいものの、RX1R IIには高画素すぎない扱いやすさや、チルト液晶によるローアングル撮影のしやすさがあります。中古価格を含めて考えると、35mm単焦点のフルサイズコンパクトを現実的に検討しやすい選択肢です。最新性能よりも、写り・サイズ・価格のバランスを重視する人には今でも十分候補になります。
主なスペック要点
続いては、RX1R IIのスペックを紹介します。スペック表を見る時は単なる数値だけでなく、画質や操作感などにどう関わるかを見ておくと選びやすくなるでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
センサー | 35mmフルサイズ 裏面照射型CMOS 有効約42.4MP |
レンズ | ZEISS Sonnar T* 35mm F2(固定) |
ISO(静止画) | ISO 100-25600(拡張あり、上限は仕様に準拠) |
AF | 像面位相差399点+コントラスト25点(ファストハイブリッドAF) |
連写 | 最高約5コマ/秒(速度優先連続撮影) |
動画 | フルHD 60p、XAVC S対応(最大50Mbps) |
手ブレ補正 | 静止画:なし/動画:電子式SteadyShot |
EVF | ポップアップ式 0.39型OLED 約235万ドット |
モニター | 3.0型 チルト(タッチ非対応) |
メディア | SD/SDHC/SDXC(UHS-I)+メモリースティック系(スロット1) |
質量 | 約507g(バッテリー・メモリーカード含む) |
RX1R IIは数字だけを見ると旧世代らしさも見えますが、42.4MPフルサイズセンサー、35mm F2固定レンズ、ポップアップEVFをこのサイズに収めている点は今見ても個性的です。動画や連写よりも、静止画をじっくり撮るための設計と考えると理解しやすいでしょう。
サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)のデザインと操作性のレビュー

RX1R IIの金属感のある小型ボディや上面ダイヤルの作り込みからは、高級コンパクトらしさを感じる人も多いでしょう。一方で、グリップの小ささや旧世代らしいUIは、使う人によって評価が分かれやすい部分です。ここでは外装の印象だけでなく、実際に撮るときの操作感まで含めて見ていきます。
クラシカルな操作系は気持ちいいが、握りは工夫が必要
上面のダイヤル類は「現状どの設定で撮っているか」が視覚的に分かりやすく、絞り・SS・露出補正を触っている時間が心地よいタイプのカメラです。スナップでも、目線を外さずに設定を変えやすいでしょう。
ただしグリップは小さめで、片手保持が続くと指の置き場に迷います。ボディが小さくグリップも控えめなので、長時間の片手操作ではホールド感に物足りなさを感じる人もいます。サムグリップ等の追加で改善できるケースもあるので、工夫をしてみましょう。
また、シャッターはレンズシャッターで作動音が控えめです。静かな室内や街中で、音が気になりにくいのはスナップ機として素直に利点です。
EVFとチルトは便利。ただしレスポンスは“待つ前提”で
ポップアップEVFは携行時もコンパクトにでき、晴天時の構図決めにも便利です。画面を見て追い込むより、EVFで水平・フレーミングを作りたい人にはありがたい装備といえるでしょう。さらにチルトもローアングルで役立ちます。
一方、ボタンの感触やメニュー周りは現代基準だと古さが残ります。DPReviewは操作面の弱点として、メニュー刷新の必要性や、再生時のもたつきを挙げています。特に高画素RAWを多用するほど、書き込み待ちと相まってテンポが落ちやすい点は覚悟しておきたいところです。
とはいえ、撮影前にカスタムボタンへAF関連やISO上限などを割り当てておくと比較的スムーズに使えるケースもあります。
サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)の画質レビュー
RX1R IIを選ぶ大きな理由のひとつには、画質があります。42.4MPの裏面照射型フルサイズセンサーとZEISS 35mm F2の組み合わせは、小型ボディながら細部の描写や階調(明るい部分から暗い部分までの滑らかな表現)に余裕があります。ここでは、風景・スナップ・人物など、どんな場面でその良さを感じやすいのかを整理します。
ディテールは“条件が合うほど”気持ちよく伸びる
風景の遠景、街の看板や建築のテクスチャ、金属や革の質感など、細部情報が多い被写体では、RX1R IIの強みが出ます。撮影後に等倍で見たときにも輪郭だけを誇張したシャープさではなく、面として解像している印象が残りやすいタイプです。
実写でも、少し絞ったときの周辺までの整い方が良く、大判プリントや4K/5Kモニターでの鑑賞に向きます。高画素ゆえ、ピントの薄いズレや手ブレが目立つデメリットもありますが、丁寧に撮ったときのリターンが大きいカメラともいえるでしょう。
Photography Blogは撮って出しJPEGを「正直、素晴らしい」と評しています。RAW現像前提でなくても、旅や日常の記録が“作品寄り”に寄ってくれる感覚があるのは魅力でしょう。
ダイナミックレンジと高感度はフルサイズらしく粘る
階調の余裕は、逆光の街角や室内の窓際など、明暗差が大きい場面で感じやすい部分です。白飛びを抑えながら暗部を持ち上げても画が崩れにくく、RAW現像(写真を後編集で整えること)で仕上げたい人にも扱いやすいでしょう。高感度も条件が合えばISO 6400あたりまで十分使いやすく、場面によってはISO 12800も選択肢に入ります。
もちろん最新機のノイズ処理と同じ感覚ではありませんが、「小型カメラだから暗所に弱い」というタイプではありません。14bit非圧縮RAWに対応している点も、夜景のグラデーションや肌の微妙な色の変化を丁寧に仕上げたい人には心強い要素です。
サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)のレンズ描写と可変ローパスのレビュー

via:PetaPixel(作例)
固定レンズ機は、センサーとレンズの組み合わせまで含めて確認したいカメラです。RX1R IIは、ZEISS Sonnar T 35mm F2をフルサイズセンサーに合わせて搭載しています。さらに、モアレ低減と解像感を切り替えられる可変ローパスフィルター機能も特徴です。ここでは、レンズの描写傾向と、実際の撮影で感じやすい使い勝手を解説します。
ZEISS 35mm F2は、万能寄りの“標準単焦点”として優秀
35mm F2は、極端に背景をぼかすより、被写体と周囲の空気感を一緒に残しやすい画角です。環境ポートレート、カフェのテーブルフォト、旅先の情景などでも、主題と背景のバランスを取りやすいでしょう。
開放では周辺光量落ちや周辺の甘さが気になる場合もありますが、表現として味になることもあります。建築や作品撮りで均質性を重視するなら、少し絞るのも良いでしょう。逆光耐性もコーティングの恩恵があり、フレアが破綻しにくい傾向です。
さらにマクロリングで最短撮影距離を詰められるのも便利です。小物・花・料理のクローズアップも撮影しやすいので、旅カメラとして使うのも良いでしょう。
可変ローパスは“刺さる被写体”がある。モアレ対策の保険にも
RX1R IIの可変ローパスフィルターは、解像感を優先するか、モアレや偽色を抑えるかを撮影側で切り替えられる珍しい機能です。通常は「ローパスフィルターあり/なし」が固定ですが、RX1R IIは電子的に効果を変えられるのが特徴です。
ProVideo Coalitionでも、この仕組みは「高解像とモアレ低減のバランスを撮影者側で選べる試み」として紹介されています。風景や建築ではローパス効果を弱めて解像感を優先し、服の織り目や細かな格子柄ではモアレを抑える、といった使い分けができます。
実際には頻繁に切り替えるというより、「細かなパターンで偽色が気になったときに対応できる」保険として考えると分かりやすいでしょう。服飾やインテリア、小物撮影などでは、後処理の手間を減らせる場面があります。
サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)のAF・連写・撮影テンポのレビュー
RX1R IIは初代RX1系の弱点だったAFを大きく改善し、399点の像面位相差AFを搭載しました。ただし、現代のカメラ側にほとんどを任せられる機能とは別物で、得意な距離・テンポがあります。動く被写体をどう捉えるかが重要です。
日常の動きには十分。人物スナップはEye AFが効く
RX1R IIは、街歩きで人が横切る、子どもが少し動く、ペットが寄ってくる、といった日常の動体なら対応しやすい傾向にあります。Eye AF(瞳に合わせ続ける機能)も搭載され、ポートレートの歩留まりを上げてくれます。
Imaging Resourceでは、RX1R IIのAFについて反応の良さや十分な速さが評価されています。初代RX1系で気になりやすかったAFの迷いや遅さは改善されており、日常のスナップや人物撮影では扱いやすくなっています。
一方で、暗所の低コントラストや、マクロ域で細かくピントを行き来する場面では、迷いが出ることがあります。被写体によってはMFやDMF(AF後に手動微調整できるモード)を混ぜた方が速いケースもあります。
5コマ/秒は万能ではない。連写後の待ち時間を織り込む
最高約5コマ/秒は、人物や日常スナップの軽い動きなら十分対応しやすい連写性能です。ただし、バッファと書き込み速度の制約があり、非圧縮RAWを続けると詰まりやすいです。運動会やスポーツで連写を続けるような使い方には向きません。
DPReviewも、連写後の書き込み中に再生やメニュー操作が制限されやすい点を短所として挙げています。これは撮影→確認→設定変更→撮影、というテンポが速い現場でストレスになりがちです。対策としては、撮影スタイルを「一枚ずつ丁寧に撮る」という方向にする、RAWを圧縮にする、あるいは重要シーンではJPEG中心にするなどが有効でしょう。
サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)の動画性能のレビュー

via:PetaPixel(作例)
RX1R IIはフルHD 60pまでは対応し、XAVC Sで高ビットレート記録もできますが、4K・強力な手ブレ補正・長回しといった用途には不向きです。長時間の動画を撮りたい人は、別の機種を検討する方が無難でしょう。
XAVC SのフルHDは意外と粘る。短尺クリップなら十分
フルHDでもXAVC Sの50Mbpsで撮ると、ディテール保持や編集耐性は比較的良好です。旅の雰囲気を短く残す、家族の記録をクリップで切る、といった用途なら満足できる人も多いでしょう。PetaPixelでも、RX1R IIの動画はフルHD 60pまでの対応に留まる点が触れられています。
画質自体は良好ですが、4K収録や動画特化機のような強力な機能を重視するカメラではありません。また、1クリップ最長約29分という制限もあり、セミナー収録や長時間インタビュー用途にはあまり向きません。動画は「必要な場面を短く残す」くらいの使い方が合いやすいでしょう。
静止画優先の設計。歩き撮りは工夫したい
静止画の手ブレ補正がないのに加え、動画のSteadyShot(動画向けの電子式手ブレ補正)は電子式です。そのため歩き撮りでは揺れが出やすくなりますが、ジンバルや小型グリップを使うと映像をかなり安定させやすくなります。
RX1R IIは、小型ボディと静止画画質を優先した“写真寄り”の高級コンパクトです。動画は作品制作の主役というより、写真を撮る日に自然に残せる記録機能、と捉えると分かりやすいでしょう。
サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)のバッテリー・携行性のレビュー
RX1R IIは、小型ボディと高画質を優先しているぶん、バッテリー持ちや防塵防滴性能にはあまり余裕がありません。快適に使うには、予備バッテリーを持つ、天候に気を配るなど、少し工夫しながら付き合うタイプのカメラといえるでしょう。
バッテリーは最大の弱点。撮影の“安心感”は工夫で補う
バッテリーは小型で携帯性は良い反面、撮影可能枚数は多くありません。CIPA基準では、ファインダー使用時約200枚、液晶モニター使用時約220枚とされており、長時間の街歩きや旅行では予備バッテリー前提で考えた方が無難です。
DPReviewでも、RX1R IIの弱点としてバッテリー持ちの短さが挙げられています。特に再生確認やWi-Fi転送を多用すると消費も増えやすく、撮影枚数以上に減りを早く感じる場面があります。対策としては、予備バッテリーを複数本持つことと、USB充電を組み合わせるのが良いでしょう。移動中に充電できるだけでも安心感は大きく変わります。
防塵防滴はない。持ち歩けるからこそ“天候の線引き”が重要
RX1R IIは防塵防滴構造を前提にしていません。そのため雨天や砂埃が強い場所では、レンズ鏡筒の可動部やEVFの機構部がリスクになり得ます。小型ゆえに気軽に持ち歩けるカメラではありますが、だからこそ天候判断が大事です。
一方で携行性そのものは魅力です。フルサイズ機としてはコンパクトかつ軽く、旅先でも負担にならないでしょう。Digital Camera Worldでも、RX1R IIは「いつでも持ち歩きたくなる高画質コンパクト」として評価される一方、防塵防滴がない点や、天候を気にしながら使う必要がある点に触れられています。
サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)と競合機の比較
RX1R IIを選ぶ際は、後継機のSony RX1R III、Leica Q3/Q3 43、FUJIFILM X100VI、RICOH GR IVまで含めて比較するのがおすすめです。RX1R IIはフルサイズ42.4MPとZEISS 35mm F2を小型ボディに詰め込んだ“画質優先の35mm単焦点機”ですが、現行機はAF、手ブレ補正、動画、防塵防滴、操作性の面で大きく進化しています。
機種 | 立ち位置 | 比較ポイント |
|---|---|---|
RX1R IIの正式な後継機。フルサイズ61.0MP+ZEISS 35mm F2固定レンズの高画素コンパクト | 61.0MPセンサー、BIONZ XR、AIプロセッシングユニット、693点像面位相差AF、4K 30p対応で、RX1R IIの弱点だったAF・動画・処理系を大きく更新。ただし35mm単焦点固定という思想は継承 | |
フルサイズ60.3MP+28mm F1.7。防塵防滴・動画・操作体験まで含めた高級コンパクト | 28mmの広さ、IP52、光学手ブレ補正、8K動画、チルト液晶、5.76MP EVFなど総合力が高い。35mmの自然な画角を重視するRX1R IIとは方向性が違う | |
フルサイズ60.3MP+43mm F2。標準域・ポートレート寄りのQシリーズ | 43mmの自然な距離感、APO-Summicron 43mm F2、43〜150mm相当のデジタルズームが特徴。RX1R IIの35mmより少し狭く、人物や日常の切り取りに寄せやすい | |
APS-C 40.2MP+23mm F2(35mm判換算35mm相当)。スナップ向けの現行人気機 | 35mm相当の画角、フィルムシミュレーション、ハイブリッドファインダー、5軸・最大6段分のボディ内手ブレ補正、6.2K/30p動画が強み。フルサイズ画質より操作感と軽快さ重視 | |
APS-C 25.74MP+18.3mm F2.8(35mm判換算28mm相当)。ポケットスナップ特化 | 28mm相当、約262g級の携帯性、5軸手ブレ補正、スナップ距離優先AE、約53GB内蔵メモリーが特徴。RX1R IIより画質の余裕は小さいが持ち歩きやすさが魅力 |
Sony RX1R III
RX1R IIIは、RX1R IIの正式な後継機です。61.0MPセンサー、BIONZ XR、AIプロセッシングユニット、693点像面位相差AFを備え、4K 30p動画にも対応します。35mm F2固定レンズという基本思想は引き継ぎつつ、AF・処理速度・動画・接続性を現代化したモデルと考えると分かりやすいでしょう。
Leica Q3
Leica Q3は、60.3MPフルサイズセンサーと28mm F1.7レンズを組み合わせた高級コンパクトです。IP52、8K動画、チルト液晶、5.76MP EVFなど装備の総合力が高く、RX1R IIより広い画角で旅・街・室内を撮りやすい一台です。35mmの自然な距離感を重視するならRX1R II、広角寄りの万能性と完成度を重視するならQ3が候補になります。
Leica Q3 43
Leica Q3 43は、60.3MPフルサイズセンサーにAPO-Summicron 43mm F2を組み合わせた標準域寄りのQシリーズです。RX1R IIの35mmより少し狭い画角で、人物や日常の切り取り、自然な距離感のスナップに向きます。防塵防滴や8K動画まで含めた完成度ではQ3 43が優位ですが、35mmらしい汎用性と小型感を重視するならRX1R IIにも魅力があります。
FUJIFILM X100VI
FUJIFILM X100VIは、40.2MP APS-Cセンサーと23mm F2(35mm判換算35mm相当)を搭載した現行の人気スナップ機です。フルサイズの余裕ではRX1R IIに分がありますが、5軸手ブレ補正、ハイブリッドファインダー、フィルムシミュレーション、6.2K/30p動画など、操作感と機能の新しさではX100VIが有利といえるでしょう。
RICOH GR IV
RICOH GR IVは、25.74MP APS-Cセンサーと18.3mm F2.8(35mm判換算28mm相当)を組み合わせたポケットスナップ機です。サイズは約109.4×61.1×32.7mm・約262gと、APS-C搭載機としてはかなり小型軽量です。フルサイズ42.4MPのRX1R IIほどの画質余裕やボケ量はありませんが、5軸手ブレ補正、約53GB内蔵メモリー、スナップ距離優先AE、圧倒的な携帯性が強みです。常に持ち歩いて瞬間を撮るならGR IV、一枚の画質を重視するならRX1R IIという選び方になります。
サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)のレビュー比較まとめ
サイバーショット RX1R II(DSC-RX1RM2)は、フルサイズ42.4MPとZEISS 35mm F2を小型ボディにまとめた、いまでも代えが利きにくい高画質コンパクトです。反面、手ブレ補正なし・4Kなし・バッテリー短め・操作レスポンスの古さなどの弱点もあるため、万能機として選ぶとミスマッチを覚える人もいるでしょう。ただし35mm単焦点で作品寄りのスナップや旅写真を丁寧に撮りたい人は、上手く工夫をすると使いこなせる可能性もあります。購入前は、自分の撮影スタイル(動画比率、雨天運用、連写の頻度)を具体的に想定し、合う条件が揃うかをチェックしてみてください。
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