小田公園

小田公園(神奈川)は、住宅地に寄り添う芝生広場と運動施設、並木がまとまる近隣公園。春は桜、初夏はアジサイ、秋はイチョウの黄葉が被写体。ベンチやフェンス、園路のカーブをリード線に、低い位置から空を大きく入れると開放感が際立ちます。夕方は長い影と柔らかな色温度が公園を包み、日常の時間がドラマに変わります。雨上がりは路面の反射が柔らかく、遊具や並木の色がしっとり乗ります。夕刻は街灯点灯前後が狙い目で、人物を小さくシルエットに置けば日常がドラマへ。フェンスの影やベンチの反復を斜めに走らせ、空のグラデーションを主役に据えると、都会の余白が心地よく写ります。