川見四季桜の里

川見四季桜の里は、斜面一面に植えられた四季桜とモミジが、秋に同時に色づく珍しいロケーション。薄ピンクの花と真紅の紅葉が重なる斜面は、順光で色を素直に出すカットと、逆光で花びらを透かすカットを撮り分けたい。広角で斜面全体と青空を大きく入れれば華やかな印象に、望遠で色のレイヤーだけを圧縮すれば抽象画のような一枚に。朝晩の斜光や薄曇りの日はコントラストが落ち着き、桜の質感がより上品に写る。足元の農道や石垣を前景に入れたり、三脚を低く構えて草花越しに見上げる構図も有効で、小型の標準ズーム一本でも、歩きながら多彩なカットを量産できる撮影地だ。