白藤の滝

白藤の滝は静岡県藤枝市北方、白藤の七滝の中でも高さ約33mを誇る主瀑で、かつて修験者の行場として使われたと伝わる幽玄な滝です。駐車場から竹林を抜け、不動明王像や行者の滝を横目に山道を登ると、切り立った岩壁を白い糸がまっすぐ落ちる姿に出会えます。水量は季節によって変わるため、雨上がりや梅雨時を狙うと迫力が増し、岩を這う観音滝とセットで縦位置に収めると立体感のある一枚に。薄曇りの日にNDとPLを併用し、苔むした岩と竹林の緑を丁寧に写し込めば、静かな信仰の空気まで表現できます。