矢櫃峡

矢櫃峡は、山深い谷底を小さな川が刻む静かな峡谷で、仏像岩と呼ばれる奇岩や切り立った岩壁、美しい渓流が続く隠れた紅葉スポットです。林道からは谷を見下ろす形で色づいた森と蛇行する流れを一望でき、車を停めて広角で道路と渓谷を一緒に入れると奥行き感のある一枚に。所々で川べりへ下りられる場所もあり、苔むした岩や倒木を前景に、スローシャッターで水の軌跡を描けばしっとりした渓谷写真が撮れます。人通りが少ない分、霧や小雨の日には自分だけの紅葉ロードを独り占めできる、静けさを味方にした撮影向きの場所です。