二子山

神奈川・逗子と葉山にまたがる二子山は、標高200m前後ながら「三浦アルプス」を代表するハイキングピークで、海風と里山の緑を同時に味わえる撮影向きの山です。コースはよく整備された尾根道が中心で、春は山桜と若葉、初夏はシダの緑と薄霧、夏は濃い樹冠と入道雲、秋は紅葉と長い影、冬は葉の落ちた稜線越しに相模湾や東京湾の輝きが覗きます。山頂付近からは逗子マリーナや葉山の海岸線、富士山のシルエットまで狙える日もあり、広角で雑木の枝を額縁に海を大きく入れると三浦半島らしい伸びやかな構図に。中望遠では岬の重なりや船の航路を圧縮し、PLで水面の反射を整えれば、半日ハイクでもバリエーション豊かなカットが量産できます。