金魚の養殖

水面の反射と赤い尾びれが揺れる、奈良の金魚養殖は“静かな動き”を撮れる現場。朝の薄光は池が鏡になり、網で掬う瞬間は水滴が飛んで一気に躍動します。春は稚魚の透明感、夏は青網と光のきらめき、秋は選別作業の手元、冬はハウス内の柔らかい光で色が濃く出る。PLで水面の映り込みを調整し、速いシャッターで跳ねを止めるか、少し遅くして尾の軌跡を残すかで印象を変えられます。俯瞰で群れの模様、マクロで鱗の光沢、トレーの整列で“仕事の美しさ”も狙える。水面越しはAFが迷いやすいので一点AF＋連写が便利。立入や撮影可否は現場の案内に従って。