水若酢神社

水若酢神社は、海風と社叢の緑が交わるような清々しさを感じる神社で、空と森の余白をどう取るかが撮影の鍵。鳥居や参道を前景にして広角で抜けば開放感が出て、早朝は柔らかな光が木部の陰影を整えます。潮の湿り気が残る日は苔や石の艶が増し、しっとりしたトーンに。晴天は青空と緑のコントラストが強いので、露出はハイライト優先で飽和を避けたい。標準で境内のまとまりを押さえたら、中望遠で注連縄、奉納物、狛犬の表情を切り取り、信仰のディテールを積み上げると写真が締まります。夕方は鳥居のシルエットが決まり、点光源があれば玉ボケも作りやすい。風で揺れる葉を少し流して“海辺の気配”を写すのもおすすめです。