矢田坐久志玉比古神社

大和郡山市の矢田丘陵に鎮座する矢田坐久志玉比古神社は、天磐船伝承を持つ航空祖神の社。春日造の本殿と並立する八幡社殿は国の重要文化財で、広角で正面から素直に押さえておきたいところです。特に目を引くのが楼門で、旧陸軍戦闘機の木製プロペラと「航空祖神」の扁額が吊られ、見上げるだけで印象的なカットに。境内には二之矢塚や古い石灯籠も残り、矢の伝説を意識しながらレンズを向けると構図が決まりやすくなります。9月20日の航空祭では青空と社殿、参列者の姿が画面を引き締めるので望遠が活躍。新緑や紅葉の時期は、丘陵ハイクの途中で立ち寄りつつ森の色とともに撮りたい一社です。