薬祖神祠

街なかに小さく佇む薬祖神祠は、提灯や奉納札、薬にまつわる意匠を“寄り”で拾うのが楽しい撮影地。人通りが多い場所だからこそ、24〜35mmは縦位置で空へ抜き背景整理、50mmで祠の余白、85mmで扁額の文字や結び札の紙質を切り取ると密度が出ます。雨上がりは石畳が鏡になり、夕方〜青い時間は街灯がしっとり効く。1/2秒で人影を流せば都会のテンポも写り、モノクロでも線が立つ。お守りや御朱印を手元カットで挟むと“旅の記録”として締まり、季節は新緑と落ち葉が差し色になります。雨の日は傘の色を点景にすると京都らしい情緒が増す。