奥久慈大子七福神巡り

奥久慈大子の七福神巡りは、寺社を“点”ではなく“旅”として写せるのが面白い。御朱印帳や色紙を手元に入れて記録性を足しつつ、山里の道、門前の家並み、祠の小さな表情まで拾うとストーリーが通る。新緑は爽快、秋は紅葉と石段のコントラストが強烈、冬は空気が澄んで立体感が出る。広角で移動の空気感、望遠で像や扁額のディテールを圧縮。途中の橋や川、畑の線も入れて“奥久慈らしさ”を補強したい。歩きの疲れや湯気の出る軽食カットを挟むと、写真が一気に紀行になる。御朱印の並びを俯瞰で撮って“達成感”を締めに置くと、一本の流れが完成する。